与えられた対数方程式を解きます。 (1) $\log_4{x} + \log_4{(x-6)} = 2$ (2) $\log_2{(x+5)} + \log_2{(x-2)} = 3$

代数学対数対数方程式二次方程式真数条件
2025/5/28

1. 問題の内容

与えられた対数方程式を解きます。
(1) log4x+log4(x6)=2\log_4{x} + \log_4{(x-6)} = 2
(2) log2(x+5)+log2(x2)=3\log_2{(x+5)} + \log_2{(x-2)} = 3

2. 解き方の手順

(1)
まず、真数条件を確認します。
x>0x > 0 かつ x6>0x-6 > 0 である必要があります。
したがって、x>6x > 6 です。
対数の性質を用いて、左辺をまとめます。
log4x+log4(x6)=log4(x(x6))\log_4{x} + \log_4{(x-6)} = \log_4{(x(x-6))}
したがって、
log4(x(x6))=2\log_4{(x(x-6))} = 2
対数の定義より、
x(x6)=42x(x-6) = 4^2
x26x=16x^2 - 6x = 16
x26x16=0x^2 - 6x - 16 = 0
(x8)(x+2)=0(x-8)(x+2) = 0
x=8,2x = 8, -2
真数条件 x>6x > 6 より、x=8x=8 のみが解となります。
(2)
まず、真数条件を確認します。
x+5>0x+5 > 0 かつ x2>0x-2 > 0 である必要があります。
したがって、x>5x > -5 かつ x>2x > 2 より、x>2x > 2 です。
対数の性質を用いて、左辺をまとめます。
log2(x+5)+log2(x2)=log2((x+5)(x2))\log_2{(x+5)} + \log_2{(x-2)} = \log_2{((x+5)(x-2))}
したがって、
log2((x+5)(x2))=3\log_2{((x+5)(x-2))} = 3
対数の定義より、
(x+5)(x2)=23(x+5)(x-2) = 2^3
x2+3x10=8x^2 + 3x - 10 = 8
x2+3x18=0x^2 + 3x - 18 = 0
(x+6)(x3)=0(x+6)(x-3) = 0
x=6,3x = -6, 3
真数条件 x>2x > 2 より、x=3x=3 のみが解となります。

3. 最終的な答え

(1) x=8x = 8
(2) x=3x = 3

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