放物線 $y=4x^2$、 $y=-x^2$、 $y=ax^2$ がある。点P, Q, R, Sはそれぞれ $y=-x^2$ 上の $x=2$ の点、 $y=-x^2$ 上の $x=1$ の点、 $y=4x^2$ 上の $x=1$ の点、 $y=ax^2$ 上の $x=2$ の点である。 (1) 四角形PQRSが平行四辺形になるときの定数$a$の値を求める。 (2) 四角形PQRSの面積が7であるときの定数$a$の値を求める。ただし、$a>0$とする。

幾何学放物線平行四辺形面積座標
2025/5/29

1. 問題の内容

放物線 y=4x2y=4x^2y=x2y=-x^2y=ax2y=ax^2 がある。点P, Q, R, Sはそれぞれ y=x2y=-x^2 上の x=2x=2 の点、 y=x2y=-x^2 上の x=1x=1 の点、 y=4x2y=4x^2 上の x=1x=1 の点、 y=ax2y=ax^2 上の x=2x=2 の点である。
(1) 四角形PQRSが平行四辺形になるときの定数aaの値を求める。
(2) 四角形PQRSの面積が7であるときの定数aaの値を求める。ただし、a>0a>0とする。

2. 解き方の手順

(1) 四角形PQRSが平行四辺形である条件を考える。
点P, Q, R, Sの座標を求める。
P: x=2x=2なので、y=(22)=4y=-(2^2) = -4。よって、P(2, -4)。
Q: x=1x=1なので、y=(12)=1y=-(1^2) = -1。よって、Q(1, -1)。
R: x=1x=1なので、y=4(12)=4y=4(1^2) = 4。よって、R(1, 4)。
S: x=2x=2なので、y=a(22)=4ay=a(2^2) = 4a。よって、S(2, 4a)。
PQRSが平行四辺形になる条件は、対辺が平行かつ等しいこと、または対角線が中点で交わることである。ここでは、対角線の中点が一致する条件を使う。
対角線PRの中点Mの座標は、
Mx=(2+1)/2=3/2M_x = (2+1)/2 = 3/2
My=(4+4)/2=0M_y = (-4+4)/2 = 0
よって、M(3/2, 0)。
対角線QSの中点Nの座標は、
Nx=(1+2)/2=3/2N_x = (1+2)/2 = 3/2
Ny=(1+4a)/2N_y = (-1+4a)/2
よって、N(3/2, (-1+4a)/2)。
MとNが一致するとき、PQRSは平行四辺形になるので、
0=(1+4a)/20 = (-1+4a)/2
0=1+4a0 = -1+4a
4a=14a = 1
a=1/4a = 1/4
(2) 四角形PQRSの面積が7であるときのaaの値を求める。
四角形PQRSの面積は、ベクトルを使うと
12(xPxR)(yQyS)(xQxS)(yPyR)\frac{1}{2} |(x_P - x_R)(y_Q - y_S) - (x_Q - x_S)(y_P - y_R)|
=12(21)(14a)(12)(44)\frac{1}{2} |(2-1)(-1-4a) - (1-2)(-4-4)|
=121(14a)(1)(8)\frac{1}{2} |1(-1-4a) - (-1)(-8)|
=1214a8\frac{1}{2} |-1-4a - 8|
=1294a\frac{1}{2} |-9-4a|
=124a+9\frac{1}{2} |4a+9|
面積が7なので、
124a+9=7\frac{1}{2} |4a+9| = 7
4a+9=14|4a+9| = 14
4a+9=144a+9 = 14の場合、
4a=54a = 5
a=5/4a = 5/4
4a+9=144a+9 = -14の場合、
4a=234a = -23
a=23/4a = -23/4
ただし、a>0a>0なので、a=5/4a = 5/4

3. 最終的な答え

(1) a=14a = \frac{1}{4}
(2) a=54a = \frac{5}{4}

「幾何学」の関連問題

複素数平面上の点 $z$ が与えられたとき、次の各点がどのように移動した点であるかを求めます。 (1) $\frac{1+i}{\sqrt{2}} z$ (2) $(\sqrt{3}+i)z$ (3)...

複素数複素数平面回転拡大複素数と幾何
2025/6/9

三角形ABCにおいて、$AB = 8$, $BC = 12$, $CA = 10$ である。三角形ABCの内心をIとし、直線AIと直線BCの交点をDとする。このとき、$AI:ID$を求めよ。

三角形内心角の二等分線
2025/6/9

円錐の表面積と円柱の表面積が等しいとき、円柱の体積を求めます。答の番号は【12】です。図は円錐の平面図と立面図、円柱の立面図です。

円錐円柱表面積体積
2025/6/9

問題は、円錐の投影図が与えられており、その立面図が二等辺三角形、平面図が円である。立面図の等しい辺の長さが8cm、残りの1辺が6cmである。円錐の表面積を求める必要がある。

円錐表面積投影図立面図平面図
2025/6/9

$0 \leq \theta < 2\pi$ の範囲で、次の三角方程式を解きます。 (1) $\sin\theta = \frac{1}{\sqrt{2}}$ (2) $\cos\theta = \f...

三角関数三角方程式sincostan角度ラジアン
2025/6/9

四角形ABCDに関する条件①〜④のうち、条件「i」が「四角形ABCDが平行四辺形である」ためのどのような条件であるかを選択肢ア〜エから選ぶ問題。

四角形平行四辺形必要十分条件図形条件
2025/6/9

ベクトル $\vec{a} = \begin{bmatrix} 2 \\ 4 \\ 3 \end{bmatrix}$ とベクトル $\vec{b} = \begin{bmatrix} 5 \\ 9 \...

ベクトル外積単位ベクトル線形代数
2025/6/9

問題は、命題「四角形ABCDが長方形である ⇒ $\angle D = 90^\circ$」が真であるとき、以下の2つの文の空欄に「必要条件」または「十分条件」のどちらを入れるかを問うものです。 (1...

命題必要条件十分条件長方形角度
2025/6/9

3次元極座標において、以下の問いに答える問題です。 (1) $\theta$ と $\phi$ を固定し、$r$ のみを微小量 $\Delta r$ 変化させたとき、単位ベクトル $n_r$ を求める...

3次元極座標ベクトル偏微分単位ベクトル軌跡
2025/6/9

三角形ABCにおいて、外接円の半径をRとするとき、以下の値を求めます。 (1) $b=\sqrt{2}$, $B=45^\circ$のとき、$R$ (2) $A=150^\circ$, $R=4$のと...

三角比正弦定理三角形外接円
2025/6/9