平面上に $n$ 個の円があり、どの2つの円も互いに交わり、3つ以上の円は一点で交わらないとき、これらの円は平面をいくつの部分に分割するかを求める。

幾何学平面図形漸化式平面分割
2025/3/26

1. 問題の内容

平面上に nn 個の円があり、どの2つの円も互いに交わり、3つ以上の円は一点で交わらないとき、これらの円は平面をいくつの部分に分割するかを求める。

2. 解き方の手順

nn 個の円によって平面が分割される領域の個数を ana_n とする。
n=1n=1 のとき、a1=2a_1 = 2
n=2n=2 のとき、a2=4a_2 = 4
n=3n=3 のとき、a3=8a_3 = 8
nn 個の円があるとき、(n+1)(n+1) 番目の円を追加すると、既に存在する nn 個の円とそれぞれ2回ずつ交わるので、2n2n 個の交点ができる。この 2n2n 個の交点によって、(n+1)(n+1) 番目の円は 2n2n 個の弧に分割される。それぞれの弧は平面を分割する領域を1つずつ増加させる。
したがって、an+1=an+2na_{n+1} = a_n + 2n という漸化式が得られる。
漸化式 an+1=an+2na_{n+1} = a_n + 2n を解く。
a1=2a_1 = 2
a2=a1+2(1)=2+2=4a_2 = a_1 + 2(1) = 2 + 2 = 4
a3=a2+2(2)=4+4=8a_3 = a_2 + 2(2) = 4 + 4 = 8
a4=a3+2(3)=8+6=14a_4 = a_3 + 2(3) = 8 + 6 = 14
n2n \geq 2 のとき、
an=a1+k=1n12ka_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} 2k
an=2+2k=1n1ka_n = 2 + 2 \sum_{k=1}^{n-1} k
an=2+2(n1)n2a_n = 2 + 2 \cdot \frac{(n-1)n}{2}
an=2+n(n1)a_n = 2 + n(n-1)
an=n2n+2a_n = n^2 - n + 2
n=1n=1 のとき、a1=121+2=2a_1 = 1^2 - 1 + 2 = 2
したがって、an=n2n+2a_n = n^2 - n + 2n1n \geq 1 で成り立つ。

3. 最終的な答え

n2n+2n^2 - n + 2

「幾何学」の関連問題

練習34において、直線OPと辺ABの交点をQとするとき、AQ:QBとOP:PQを求める。ただし、練習34の内容は不明であるため、解くことはできない。

線分の比メネラウスの定理相似
2025/6/3

次の円の方程式を求める問題です。 (1) 円 $x^2 + y^2 - 3x + 5y - 1 = 0$ と中心が同じで、点 $(1, 2)$ を通る円 (2) 点 $(1, -3)$ に関して、円 ...

円の方程式座標平面対称半径中心
2025/6/3

ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が与えられており、$|\vec{a}| = 4$, $|\vec{b}| = 5$, $|\vec{b} - \vec{a}| = 6$ である。...

ベクトル内積三角比面積外心
2025/6/3

3直線 $x - 3y = -5$, $4x + 3y = -5$, $2x - y = 5$ で作られる三角形の面積を求めます。

三角形面積座標平面連立方程式
2025/6/3

3直線 $x - 3y = -5$, $4x + 3y = -5$, $2x - y = 5$ で作られる三角形の面積を求める問題です。

平面図形三角形面積連立方程式
2025/6/3

直線 $l: y = 2x$ が与えられている。 (1) 点 $A(5, 0)$ に関して $l$ と対称な点 $B$ の座標を求めよ。 (2) 直線 $3x + y = 15$ に関して $l$ と...

直線対称座標傾き垂直
2025/6/3

3辺の長さが2cm, 6cm, 8cmの直方体の表面積を求める。

表面積直方体体積3次元
2025/6/3

3辺の長さが3cm, 4cm, 5cmの直方体の表面積を求める。

表面積直方体立体図形
2025/6/3

半径2cmの球の表面積を求める問題です。選択肢の中から正しいものを選びます。

表面積半径体積
2025/6/3

半径7cmの球の体積を求める問題です。

体積半径公式
2025/6/3