関数 $y = \log_{25} x$ のグラフについて、与えられた点を通ることからグラフの増減を判断し、さらに $y = \log_{\frac{4}{8}} x$ のグラフとの関係を考察し、$1/2$ と $\log_{25} \frac{7}{2}$ および $\log_{\frac{4}{8}} \frac{3}{2}$ の大小関係を求める問題です。

解析学対数関数グラフ大小比較
2025/5/29

1. 問題の内容

関数 y=log25xy = \log_{25} x のグラフについて、与えられた点を通ることからグラフの増減を判断し、さらに y=log48xy = \log_{\frac{4}{8}} x のグラフとの関係を考察し、1/21/2log2572\log_{25} \frac{7}{2} および log4832\log_{\frac{4}{8}} \frac{3}{2} の大小関係を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、y=log25xy = \log_{25} x のグラフが (1/2,2)(1/2, 2) を通ることから 2=log25122 = \log_{25} \frac{1}{2} が成り立つか確認します。
252=6251225^2 = 625 \neq \frac{1}{2} なので、x=12x = \frac{1}{2} のとき y=2y = 2 は誤りです。問題文の関数 y=log25xy = \log_{25} x のグラフは点 (12,)(\frac{1}{2}, ア) を通るとあるので、与えられた条件から読み取ると、y=log25xy = \log_{25} x のグラフは点 (1/2,12)(1/2, -\frac{1}{2}) を通ることが分かります。
なぜなら、 log2512=log2521=log252=log522=12log52\log_{25} \frac{1}{2} = \log_{25} 2^{-1} = -\log_{25} 2 = -\log_{5^2} 2 = -\frac{1}{2} \log_{5} 2 です。
また、関数 y=logaxy = \log_a x において、a>1a > 1 のとき xx が増加すると yy も増加し、0<a<10 < a < 1 のとき xx が増加すると yy は減少します。
25>125 > 1 なので、y=log25xy = \log_{25} xxx が増加すると yy も増加します。よってイの解答は「yの値は増加し、グラフはx軸に限りなく近づく」が正しいため、0を選びます。
関数 y=log48x=log12xy = \log_{\frac{4}{8}} x = \log_{\frac{1}{2}} x について、12<1\frac{1}{2} < 1 なので、xx が増加すると yy は減少します。よってオの解答は「yの値は減少し、グラフはx軸に限りなく近づく」が正しいため、2を選びます。
1/21/2log2572\log_{25} \frac{7}{2} の比較: log2572>log2552>log251=0\log_{25} \frac{7}{2} > \log_{25} \frac{5}{2} > \log_{25} 1=0 となります。
251/2=525^{1/2} = 5 なので、12=log255\frac{1}{2} = \log_{25} 5です。
72=3.5\frac{7}{2} = 3.5 であり、5>3.55 > 3.5 より、log255>log2572 \log_{25} 5 > \log_{25} \frac{7}{2}。つまり12>log2572\frac{1}{2} > \log_{25} \frac{7}{2}となります。
1/21/2log4832\log_{\frac{4}{8}} \frac{3}{2} の比較: log1232<log121=0\log_{\frac{1}{2}} \frac{3}{2} < \log_{\frac{1}{2}} 1 = 0 となり、1/2>01/2 > 0 なので、12>log1232\frac{1}{2} > \log_{\frac{1}{2}} \frac{3}{2} となります。
したがって、log4832<log2572<12 \log_{\frac{4}{8}} \frac{3}{2} < \log_{25} \frac{7}{2} < \frac{1}{2} となります。

3. 最終的な答え

イ:0
オ:2
カ:◎