地点Aから木の先端Pを見上げた角度が45°であり、地点Aから木に向かって水平に4m進んだ地点BからPを見上げた角度が60°であるとき、木の高さを求めよ。目の高さは無視する。

幾何学三角比直角三角形高さ角度
2025/5/29

1. 問題の内容

地点Aから木の先端Pを見上げた角度が45°であり、地点Aから木に向かって水平に4m進んだ地点BからPを見上げた角度が60°であるとき、木の高さを求めよ。目の高さは無視する。

2. 解き方の手順

木の真下の点をCとします。木の高さPCをhhとします。ACの距離をxxとします。
まず、地点Aから木の先端Pを見上げた角度が45°であることから、三角形APCは直角三角形であり、PAC=45\angle PAC = 45^\circです。したがって、PC=ACPC = ACとなるので、
h=xh = x ... (1)
次に、地点Bから木の先端Pを見上げた角度が60°であることから、三角形BPCは直角三角形であり、PBC=60\angle PBC = 60^\circです。BCの距離はx4x-4なので、tan60=PCBC\tan 60^\circ = \frac{PC}{BC} より、
tan60=hx4\tan 60^\circ = \frac{h}{x-4}
3=hx4\sqrt{3} = \frac{h}{x-4} ... (2)
(1)より、x=hx = hなので、(2)に代入すると、
3=hh4\sqrt{3} = \frac{h}{h-4}
h=3(h4)h = \sqrt{3}(h-4)
h=3h43h = \sqrt{3}h - 4\sqrt{3}
h3h=43h - \sqrt{3}h = -4\sqrt{3}
h(13)=43h(1 - \sqrt{3}) = -4\sqrt{3}
h=4313h = \frac{-4\sqrt{3}}{1-\sqrt{3}}
h=43(1+3)(13)(1+3)h = \frac{-4\sqrt{3}(1+\sqrt{3})}{(1-\sqrt{3})(1+\sqrt{3})}
h=434(3)13h = \frac{-4\sqrt{3} - 4(3)}{1-3}
h=43122h = \frac{-4\sqrt{3} - 12}{-2}
h=23+6h = 2\sqrt{3} + 6
h=6+23h = 6 + 2\sqrt{3}

3. 最終的な答え

木の高さは 6+236 + 2\sqrt{3} m です。

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