2つの直線 $y = mx + 8$ と $y = 2x + 1$ が、x座標が3である点Aで交わっている。この2つの直線とy軸との交点をそれぞれB, Cとするとき、以下の問いに答えよ。 (1) 点Aのy座標を求めよ。 (2) mの値を求めよ。 (3) △ABCの面積を求めよ。 (4) 点Bを通り、直線 $y = 2x + 1$ に平行な直線の式を求めよ。 (5) (4)上に点Dをとり、四角形ABDCが平行四辺形になるようにするとき、点Dの座標を求めよ。

代数学一次関数連立方程式図形面積平行平行四辺形
2025/3/26
## 問題3

1. 問題の内容

2つの直線 y=mx+8y = mx + 8y=2x+1y = 2x + 1 が、x座標が3である点Aで交わっている。この2つの直線とy軸との交点をそれぞれB, Cとするとき、以下の問いに答えよ。
(1) 点Aのy座標を求めよ。
(2) mの値を求めよ。
(3) △ABCの面積を求めよ。
(4) 点Bを通り、直線 y=2x+1y = 2x + 1 に平行な直線の式を求めよ。
(5) (4)上に点Dをとり、四角形ABDCが平行四辺形になるようにするとき、点Dの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Aのy座標を求める
点Aは直線 y=2x+1y = 2x + 1 上にあるので、x座標が3のとき、y座標は y=2(3)+1=6+1=7y = 2(3) + 1 = 6 + 1 = 7 となる。
(2) mの値を求める
点A(3, 7)は直線 y=mx+8y = mx + 8 上にもあるので、これを代入すると、 7=3m+87 = 3m + 8 となる。
これを解くと 3m=78=13m = 7 - 8 = -1 なので、 m=13m = -\frac{1}{3} となる。
(3) △ABCの面積を求める
直線 y=mx+8y = mx + 8y=13x+8y = -\frac{1}{3}x + 8 である。この直線とy軸との交点Bのy座標は8である。
直線 y=2x+1y = 2x + 1 とy軸との交点Cのy座標は1である。
よって、B(0, 8) と C(0, 1) である。
線分BCの長さは 81=78 - 1 = 7 となる。
点A(3, 7)からy軸までの距離(すなわち△ABCの高さ)は3である。
したがって、△ABCの面積は 12×7×3=212\frac{1}{2} \times 7 \times 3 = \frac{21}{2} である。
(4) 点Bを通り、直線 y=2x+1y = 2x + 1 に平行な直線の式を求める
求める直線は傾きが2で、点B(0, 8)を通るので、y=2x+by = 2x + b とおくと、8=2(0)+b8 = 2(0) + b となり、b=8b = 8 となる。
したがって、求める直線の式は y=2x+8y = 2x + 8 である。
(5) 四角形ABDCが平行四辺形になるように点Dの座標を求める
四角形ABDCが平行四辺形になるためには、AB=CD\vec{AB} = \vec{CD} が成り立つ必要がある。
点A(3, 7)、点B(0, 8)、点C(0, 1)である。点Dの座標を(x, y)とする。
AB=(03,87)=(3,1)\vec{AB} = (0 - 3, 8 - 7) = (-3, 1)
CD=(x0,y1)=(x,y1)\vec{CD} = (x - 0, y - 1) = (x, y - 1)
よって、 x=3x = -3 であり、y1=1y - 1 = 1 なので、y=2y = 2 となる。
したがって、点Dの座標は (-3, 2) である。
また点Dは、(4)で求めた直線 y=2x+8y = 2x + 8 上にある必要があるので、 2=2(3)+8=6+8=22 = 2(-3) + 8 = -6 + 8 = 2 となり、確かに点Dは直線 y=2x+8y = 2x + 8 上にある。

3. 最終的な答え

(1) 点Aのy座標: 7
(2) mの値: 13-\frac{1}{3}
(3) △ABCの面積: 212\frac{21}{2}
(4) 点Bを通り、直線 y=2x+1y = 2x + 1 に平行な直線の式: y=2x+8y = 2x + 8
(5) 点Dの座標: (-3, 2)

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