積の微分法則を用いて、左辺 (r×r′)′ を展開します。 ベクトル関数の積の微分法則は、通常の関数の積の微分法則と同様に適用できます。
すなわち、dtd(a(t)×b(t))=dtda×b(t)+a(t)×dtdb が成り立ちます。 この法則を用いて、(r×r′)′ を計算します。 (r×r′)′=r′×r′+r×r′′ ここで、r′×r′=0 です。なぜなら、ベクトル r′ と r′ の外積は、同じベクトル同士の外積なので、ゼロベクトルになるからです。したがって、 (r×r′)′=0+r×r′′=r×r′′ よって、(r×r′)′=r×r′′ が証明されました。