(1) 袋の中に赤玉が3個、白玉が2個入っている。この中から同時に2個の玉を取り出すとき、2個の玉の色が異なる確率を求めよ。 (2) 袋の中に赤玉が2個、白玉が2個、青玉が1個入っている。この中から玉を1個取り出して色を調べ、それを袋に戻す。さらに、玉を1個取り出して色を調べる。1回目と2回目に取り出した玉の色が同じである確率を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ事象確率の加法定理
2025/5/30

1. 問題の内容

(1) 袋の中に赤玉が3個、白玉が2個入っている。この中から同時に2個の玉を取り出すとき、2個の玉の色が異なる確率を求めよ。
(2) 袋の中に赤玉が2個、白玉が2個、青玉が1個入っている。この中から玉を1個取り出して色を調べ、それを袋に戻す。さらに、玉を1個取り出して色を調べる。1回目と2回目に取り出した玉の色が同じである確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 全事象は、5個の玉から2個を取り出す組み合わせなので、
5C2=5!2!3!=5×42×1=10_{5}C_{2} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10通り。
2個の玉の色が異なるのは、赤玉1個、白玉1個を取り出す場合である。
赤玉の選び方は3C1=3_{3}C_{1} = 3通り。
白玉の選び方は2C1=2_{2}C_{1} = 2通り。
したがって、赤玉1個、白玉1個を取り出す組み合わせは、3×2=63 \times 2 = 6通り。
求める確率は、610=35\frac{6}{10} = \frac{3}{5}
(2) 1回目と2回目に取り出した玉の色が同じである確率を求める。
まず、各色の玉が出る確率を求める。
赤玉が出る確率は25\frac{2}{5}
白玉が出る確率は25\frac{2}{5}
青玉が出る確率は15\frac{1}{5}
1回目と2回目がともに赤玉である確率は、25×25=425\frac{2}{5} \times \frac{2}{5} = \frac{4}{25}
1回目と2回目がともに白玉である確率は、25×25=425\frac{2}{5} \times \frac{2}{5} = \frac{4}{25}
1回目と2回目がともに青玉である確率は、15×15=125\frac{1}{5} \times \frac{1}{5} = \frac{1}{25}
したがって、1回目と2回目に取り出した玉の色が同じである確率は、
425+425+125=925\frac{4}{25} + \frac{4}{25} + \frac{1}{25} = \frac{9}{25}

3. 最終的な答え

(1) 35\frac{3}{5}
(2) 925\frac{9}{25}

「確率論・統計学」の関連問題

大きいサイコロと小さいサイコロを同時に1回投げる。大きいサイコロの出た目を$a$、小さいサイコロの出た目を$b$とする。点Aの座標は$(a, a+1)$、点Bの座標は$(7-b, b)$、点Cの座標は...

確率サイコロ座標平面幾何面積
2025/6/2

大小2つのサイコロを同時に1回投げ、大きいサイコロの出た目の数を $a$、小さいサイコロの出た目の数を $b$ とする。点Aの座標を $(a, a+1)$、点Bの座標を $(7-b, b)$、点Cの座...

確率サイコロ座標場合の数
2025/6/2

正四面体の頂点を移動する点Pがある。点Pは1秒後に他の3つの頂点にそれぞれ確率$\frac{1}{3}$で移動する。点Pは最初に頂点Aにある。以下の確率や条件付き確率、期待値を求める問題。

確率条件付き確率期待値マルコフ連鎖正四面体
2025/6/2

正四面体OABCにおいて、点Pが頂点を移動する確率に関する問題です。点Pは最初は頂点Aにあり、1秒後には他の3つの頂点にそれぞれ確率1/3で移動します。 (1) 2秒後、3秒後に点Pが初めて頂点Oに到...

確率推移確率過程期待値条件付き確率
2025/6/2

大小2つのサイコロを同時に投げ、大きいサイコロの出た目を $a$、小さいサイコロの出た目を $b$ とする。点Aの座標は $(a, a+1)$、点Bの座標は $(7-b, b)$、点Cの座標は $(a...

確率サイコロ座標場合の数
2025/6/2

1個のサイコロを投げたとき、出た目の数を $a$ とし、$X = |a - 3|$ とする。このとき、確率変数 $X$ の分散と標準偏差を求める問題です。

確率変数分散標準偏差期待値確率分布
2025/6/2

あるテレビ番組の視聴率を調査したい。視聴率が約0.11程度と予想されるとき、99%信頼区間の幅を0.06以下にするためには、何世帯以上を調査する必要があるか。

信頼区間標本調査統計的推定サンプルサイズ
2025/6/2

ある中学校の生徒20人の通学時間を度数分布表にまとめたものが与えられています。この度数分布表から、通学時間の平均値を求める問題です。

度数分布平均値統計
2025/6/2

1つのサイコロを5回振ったとき、1の目が2回、6の目が3回出る場合の数を求めます。

組み合わせ確率サイコロ
2025/6/2

数千枚の答案の採点を行った。信頼度95%、誤差2点以内で平均点を推定するために、少なくとも何枚以上の答案を抜き出して調べれば良いか求める問題。ただし、点数の標準偏差は15点とする。

統計的推定信頼区間サンプルサイズ標準偏差Z値
2025/6/2