大小2つのサイコロを同時に投げ、大きいサイコロの出た目を $a$、小さいサイコロの出た目を $b$ とする。点Aの座標は $(a, a+1)$、点Bの座標は $(7-b, b)$、点Cの座標は $(a, b)$ とする。線分ACの長さが1cmとなる確率を求めよ。

確率論・統計学確率サイコロ座標場合の数
2025/6/2

1. 問題の内容

大小2つのサイコロを同時に投げ、大きいサイコロの出た目を aa、小さいサイコロの出た目を bb とする。点Aの座標は (a,a+1)(a, a+1)、点Bの座標は (7b,b)(7-b, b)、点Cの座標は (a,b)(a, b) とする。線分ACの長さが1cmとなる確率を求めよ。

2. 解き方の手順

線分ACの長さが1cmとなる条件は、点Aと点Cのy座標の差の絶対値が1であることである。
点Aのy座標は a+1a+1、点Cのy座標は bb なので、a+1b=1|a+1-b| = 1 が成り立つ必要がある。
つまり、a+1b=1a+1-b = 1 または a+1b=1a+1-b = -1 である。
場合1: a+1b=1a+1-b = 1
a=ba = b
場合2: a+1b=1a+1-b = -1
a=b2a = b - 2
aabbはサイコロの目なので、1から6までの整数である。
場合1: a=ba = b のとき、
(a,b)(a, b) の組み合わせは (1, 1), (2, 2), (3, 3), (4, 4), (5, 5), (6, 6) の6通り。
場合2: a=b2a = b - 2 のとき、
b=a+2b = a+2 なので、
(a,b)(a, b) の組み合わせは (1, 3), (2, 4), (3, 5), (4, 6) の4通り。
したがって、線分ACの長さが1cmとなる (a,b)(a, b) の組み合わせは、合計で 6+4=106 + 4 = 10 通り。
大小2つのサイコロの目の出方は全部で 6×6=366 \times 6 = 36 通り。
求める確率は、1036=518\frac{10}{36} = \frac{5}{18}

3. 最終的な答え

518\frac{5}{18}

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