A, A, A, B, B, C, D, Eの8個の文字を1列に並べる場合の数を以下の3つの条件で求めます。 (1) 全ての並べ方 (2) CとDが隣り合う並べ方 (3) CがDよりも左にあり、かつEがDよりも右にある並べ方

確率論・統計学順列組み合わせ場合の数同じものを含む順列
2025/5/30

1. 問題の内容

A, A, A, B, B, C, D, Eの8個の文字を1列に並べる場合の数を以下の3つの条件で求めます。
(1) 全ての並べ方
(2) CとDが隣り合う並べ方
(3) CがDよりも左にあり、かつEがDよりも右にある並べ方

2. 解き方の手順

(1) 全ての並べ方
8個の文字の中にAが3個、Bが2個あるので、同じものを含む順列の公式を使います。
全体の並べ方は、
8!3!2!=8×7×6×5×4×3×2×1(3×2×1)(2×1)=8×7×6×5×42=8×7×6×5×2=3360\frac{8!}{3!2!} = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(2 \times 1)} = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5 \times 4}{2} = 8 \times 7 \times 6 \times 5 \times 2 = 3360 通り
(2) CとDが隣り合う並べ方
CとDをひとまとめにして、(CD) または (DC) と考えます。
(CD) または (DC) と A, A, A, B, B, E の7個の並び方を考えます。
(CD)または(DC)の2通りと、Aが3個、Bが2個あることから、
7!3!2!×2=7×6×5×4×3×2×1(3×2×1)(2×1)×2=7×6×5×42×2=7×6×5×4=420×2=840\frac{7!}{3!2!} \times 2 = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(2 \times 1)} \times 2 = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4}{2} \times 2 = 7 \times 6 \times 5 \times 4 = 420 \times 2 = 840 通り
(3) CがDよりも左にあり、かつEがDよりも右にある並べ方
C, D, E の順番は C, D, E または C, E, D または E, C, D など様々な可能性がありますが、C, D, E の位置関係が C...D...E の順になる並べ方を求めます。
まず、C, D, Eを全て同じ文字Xとして考えます。すると、A, A, A, B, B, X, X, X の8個の文字を並べることになります。
この並べ方は 8!3!2!3!=8×7×6×5×4×3×2×1(3×2×1)(2×1)(3×2×1)=8×7×6×5×46×2=8×7×5×2=560\frac{8!}{3!2!3!} = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(2 \times 1)(3 \times 2 \times 1)} = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5 \times 4}{6 \times 2} = 8 \times 7 \times 5 \times 2 = 560 通り
次に、X, X, X の場所に左から順に C, D, E を入れると、C...D...E の順になる並べ方の場合の数が求まります。

3. 最終的な答え

(1) 3360通り
(2) 840通り
(3) 560通り

「確率論・統計学」の関連問題

大きいサイコロと小さいサイコロを同時に1回投げる。大きいサイコロの出た目を$a$、小さいサイコロの出た目を$b$とする。点Aの座標は$(a, a+1)$、点Bの座標は$(7-b, b)$、点Cの座標は...

確率サイコロ座標平面幾何面積
2025/6/2

大小2つのサイコロを同時に1回投げ、大きいサイコロの出た目の数を $a$、小さいサイコロの出た目の数を $b$ とする。点Aの座標を $(a, a+1)$、点Bの座標を $(7-b, b)$、点Cの座...

確率サイコロ座標場合の数
2025/6/2

正四面体の頂点を移動する点Pがある。点Pは1秒後に他の3つの頂点にそれぞれ確率$\frac{1}{3}$で移動する。点Pは最初に頂点Aにある。以下の確率や条件付き確率、期待値を求める問題。

確率条件付き確率期待値マルコフ連鎖正四面体
2025/6/2

正四面体OABCにおいて、点Pが頂点を移動する確率に関する問題です。点Pは最初は頂点Aにあり、1秒後には他の3つの頂点にそれぞれ確率1/3で移動します。 (1) 2秒後、3秒後に点Pが初めて頂点Oに到...

確率推移確率過程期待値条件付き確率
2025/6/2

大小2つのサイコロを同時に投げ、大きいサイコロの出た目を $a$、小さいサイコロの出た目を $b$ とする。点Aの座標は $(a, a+1)$、点Bの座標は $(7-b, b)$、点Cの座標は $(a...

確率サイコロ座標場合の数
2025/6/2

1個のサイコロを投げたとき、出た目の数を $a$ とし、$X = |a - 3|$ とする。このとき、確率変数 $X$ の分散と標準偏差を求める問題です。

確率変数分散標準偏差期待値確率分布
2025/6/2

あるテレビ番組の視聴率を調査したい。視聴率が約0.11程度と予想されるとき、99%信頼区間の幅を0.06以下にするためには、何世帯以上を調査する必要があるか。

信頼区間標本調査統計的推定サンプルサイズ
2025/6/2

ある中学校の生徒20人の通学時間を度数分布表にまとめたものが与えられています。この度数分布表から、通学時間の平均値を求める問題です。

度数分布平均値統計
2025/6/2

1つのサイコロを5回振ったとき、1の目が2回、6の目が3回出る場合の数を求めます。

組み合わせ確率サイコロ
2025/6/2

数千枚の答案の採点を行った。信頼度95%、誤差2点以内で平均点を推定するために、少なくとも何枚以上の答案を抜き出して調べれば良いか求める問題。ただし、点数の標準偏差は15点とする。

統計的推定信頼区間サンプルサイズ標準偏差Z値
2025/6/2