問題9:正六角形ABCDEFの6個の頂点のうち3点を結んでできる三角形は何個あるか。 問題10:A班には7人、B班には5人の生徒がいる。A班から3人、B班から2人の委員を選ぶとき、選び方は何通りあるか。

離散数学組み合わせnCr場合の数
2025/5/30

1. 問題の内容

問題9:正六角形ABCDEFの6個の頂点のうち3点を結んでできる三角形は何個あるか。
問題10:A班には7人、B班には5人の生徒がいる。A班から3人、B班から2人の委員を選ぶとき、選び方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

問題9:
正六角形の6個の頂点から3個を選ぶ組み合わせを求める問題です。これは組み合わせの問題なので、nCrnCrの公式を使います。
nCr=n!r!(nr)!nCr = \frac{n!}{r!(n-r)!}
ここで、nnは全体の数、rrは選ぶ数です。この問題では、n=6n=6r=3r=3です。
6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×4×3×2×1(3×2×1)(3×2×1)=6×5×43×2×1=206C3 = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(3 \times 2 \times 1)} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
問題10:
A班から3人、B班から2人を選ぶ組み合わせを求める問題です。それぞれの班で組み合わせを計算し、それらを掛け合わせます。
A班からの3人の選び方は、7C37C3です。
7C3=7!3!(73)!=7!3!4!=7×6×5×4×3×2×1(3×2×1)(4×3×2×1)=7×6×53×2×1=357C3 = \frac{7!}{3!(7-3)!} = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(4 \times 3 \times 2 \times 1)} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35
B班からの2人の選び方は、5C25C2です。
5C2=5!2!(52)!=5!2!3!=5×4×3×2×1(2×1)(3×2×1)=5×42×1=105C2 = \frac{5!}{2!(5-2)!} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(2 \times 1)(3 \times 2 \times 1)} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
全体の選び方は、7C3×5C2=35×10=3507C3 \times 5C2 = 35 \times 10 = 350

3. 最終的な答え

問題9:20個
問題10:350通り

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