行列式を計算するために、行または列に関する余因子展開を行います。計算を簡単にするために、できるだけ多くのゼロを持つ行または列を選択します。ここでは3行目を選択します。行列式は次のように計算できます。
det(A)=1⋅C31+2⋅C32+0⋅C33+3⋅C34 ここで、Cijは要素aijの余因子です。余因子は次のように定義されます。 Cij=(−1)i+jMij ここで、Mijは小行列式であり、i行とj列を削除した行列の行列式です。したがって、行列式は次のようになります。 det(A)=1⋅(−1)3+1M31+2⋅(−1)3+2M32+0⋅(−1)3+3M33+3⋅(−1)3+4M34 det(A)=M31−2⋅M32−3⋅M34 ここで、小行列式は次のとおりです。
M31=534−213856=5(6−15)−(−2)(18−20)+8(9−4)=5(−9)+2(−2)+8(5)=−45−4+40=−9 M32=211−213856=2(6−15)−(−2)(6−5)+8(3−1)=2(−9)+2(1)+8(2)=−18+2+16=0 M34=211534−213=2(9−4)−5(3−1)+(−2)(4−3)=2(5)−5(2)−2(1)=10−10−2=−2 det(A)=M31−2⋅M32−3⋅M34=−9−2(0)−3(−2)=−9−0+6=−3