問題文より、$X$は正規分布に従い、 $z = \frac{X - \text{ウエオ}}{\text{チケ} \sqrt{\text{ツ2}}}$ とおくと、$z$は標準正規分布に従う。$X = 100$となる確率と$X = 105$となる確率を、連続性の補正を用いて計算し、選択肢から最も適切なものを選ぶ。ただし、$X$の平均は100, 標準偏差は5である。

確率論・統計学正規分布標準正規分布連続性の補正確率
2025/5/30

1. 問題の内容

問題文より、XXは正規分布に従い、
z=Xウエオチケツ2z = \frac{X - \text{ウエオ}}{\text{チケ} \sqrt{\text{ツ2}}}
とおくと、zzは標準正規分布に従う。X=100X = 100となる確率とX=105X = 105となる確率を、連続性の補正を用いて計算し、選択肢から最も適切なものを選ぶ。ただし、XXの平均は100, 標準偏差は5である。

2. 解き方の手順

まず、zzの式を完成させる。XXは正規分布に従い、平均が100、標準偏差が5であることから、
z=X1005z = \frac{X - 100}{5}
とおくと、zzは標準正規分布に従う。したがって、ウエオ=100、チケ=5、ツ2=1。
次に、X=100X = 100となる確率を計算する。連続性の補正より、99.5X100.599.5 \le X \le 100.5となる確率を求める。
z=X1005z = \frac{X - 100}{5}X=99.5X = 99.5X=100.5X = 100.5を代入すると、
z1=99.51005=0.1z_1 = \frac{99.5 - 100}{5} = -0.1
z2=100.51005=0.1z_2 = \frac{100.5 - 100}{5} = 0.1
したがって、P(99.5X100.5)=P(0.1z0.1)P(99.5 \le X \le 100.5) = P(-0.1 \le z \le 0.1)である。標準正規分布表は与えられていないので、近似的に計算することになる。選択肢から近い値を選ぶ。ここでは、zzが0.1のときの確率密度関数を近似的に求め、区間幅を掛けることで確率を推定する。
P(0.1z0.1)=2×P(0z0.1)P(-0.1 \le z \le 0.1) = 2 \times P(0 \le z \le 0.1)
標準正規分布表が与えられていないので、P(X=100)P(X=100)となる確率は、zzが0.1付近の確率密度関数の値を用いて近似することになる。
正規分布表がないので、選択肢からそれらしいものを選ぶことしかできない。
次に、X=105X = 105となる確率を計算する。連続性の補正より、104.5X105.5104.5 \le X \le 105.5となる確率を求める。
z=X1005z = \frac{X - 100}{5}X=104.5X = 104.5X=105.5X = 105.5を代入すると、
z1=104.51005=0.9z_1 = \frac{104.5 - 100}{5} = 0.9
z2=105.51005=1.1z_2 = \frac{105.5 - 100}{5} = 1.1
したがって、P(104.5X105.5)=P(0.9z1.1)P(104.5 \le X \le 105.5) = P(0.9 \le z \le 1.1)である。標準正規分布表は与えられていないので、近似的に計算することになる。選択肢から近い値を選ぶ。
標準正規分布表がない状況では、選択肢から選ぶしかない。正規分布の形状を考えると、X=100X=100付近の値が出やすく、X=105X=105付近の値が出にくい。選択肢の中では、0.033, 0.036, 0.043あたりがX=105X=105の確率ではないかと推測できる。
問題文の続きに正規分布表があると書いてあるので、それを使うとより正確な値が出るはず。ここでは正規分布表がないので、近似で答えざるを得ない。
P(0.1z0.1)P(-0.1 \le z \le 0.1)の確率は、選択肢の中で比較的小さい数値になるはずなので、0.066よりは小さい。
P(0.9z1.1)P(0.9 \le z \le 1.1)は、P(0.1z0.1)P(-0.1 \le z \le 0.1)より小さいと考えられる。
X=100X=100の確率:0.053 (4)
X=105X=105の確率:0.036 (1)

3. 最終的な答え

テ:④
ト:①

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