次の3つの関数とその逆関数のグラフを描く問題です。各関数には定義域が指定されています。 (1) $y = \sin x \quad (-\frac{\pi}{2} \le x \le \frac{\pi}{2})$ (2) $y = \cos x \quad (0 \le x \le \pi)$ (3) $y = \tan x \quad (-\frac{\pi}{2} < x < \frac{\pi}{2})$

解析学三角関数逆関数グラフ
2025/5/30

1. 問題の内容

次の3つの関数とその逆関数のグラフを描く問題です。各関数には定義域が指定されています。
(1) y=sinx(π2xπ2)y = \sin x \quad (-\frac{\pi}{2} \le x \le \frac{\pi}{2})
(2) y=cosx(0xπ)y = \cos x \quad (0 \le x \le \pi)
(3) y=tanx(π2<x<π2)y = \tan x \quad (-\frac{\pi}{2} < x < \frac{\pi}{2})

2. 解き方の手順

関数のグラフとその逆関数のグラフは、y=xy=x に関して対称になります。
したがって、まずは元の関数のグラフを描き、それをy=xy=xに関して反転させれば逆関数のグラフが得られます。
(1) y=sinx(π2xπ2)y = \sin x \quad (-\frac{\pi}{2} \le x \le \frac{\pi}{2})
この関数の逆関数は y=arcsinxy = \arcsin x または y=sin1xy = \sin^{-1} x であり、定義域は 1x1-1 \le x \le 1、値域は π2yπ2-\frac{\pi}{2} \le y \le \frac{\pi}{2}です。
sinx\sin x のグラフをy=xy=xに関して反転させたものが arcsinx\arcsin x のグラフになります。
(2) y=cosx(0xπ)y = \cos x \quad (0 \le x \le \pi)
この関数の逆関数は y=arccosxy = \arccos x または y=cos1xy = \cos^{-1} x であり、定義域は 1x1-1 \le x \le 1、値域は 0yπ0 \le y \le \piです。
cosx\cos x のグラフをy=xy=xに関して反転させたものが arccosx\arccos x のグラフになります。
(3) y=tanx(π2<x<π2)y = \tan x \quad (-\frac{\pi}{2} < x < \frac{\pi}{2})
この関数の逆関数は y=arctanxy = \arctan x または y=tan1xy = \tan^{-1} x であり、定義域は <x<-\infty < x < \infty、値域は π2<y<π2-\frac{\pi}{2} < y < \frac{\pi}{2}です。
tanx\tan x のグラフをy=xy=xに関して反転させたものが arctanx\arctan x のグラフになります。
グラフは省略します。グラフ用紙にそれぞれの関数とその逆関数、y=xy=x のグラフを描いて確認してください。

3. 最終的な答え

各関数のグラフは、教科書や参考書を参照してください。それぞれの逆関数は以下です。
(1) y=arcsinxy = \arcsin x
(2) y=arccosxy = \arccos x
(3) y=arctanxy = \arctan x

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