4点O(0,0), P(3,0), Q(2.5,2), R(0.5,2)を頂点とする台形の左回りの周をCとするとき、以下の線積分を求めます。 $\oint_C (2x+5y+20)dx + (3x+2y+10)dy$
2025/6/1
1. 問題の内容
4点O(0,0), P(3,0), Q(2.5,2), R(0.5,2)を頂点とする台形の左回りの周をCとするとき、以下の線積分を求めます。
2. 解き方の手順
この線積分を解くために、グリーンの定理を利用します。グリーンの定理は、平面領域Dの境界C(正の向き)に沿った線積分を、領域D上の二重積分に変換するものです。グリーンの定理は以下の通りです。
ここで、
であるため、偏微分を計算します。
したがって、
したがって、線積分は以下の二重積分に変換されます。
ここで、は領域Dの面積を表します。領域Dは4点O(0,0), P(3,0), Q(2.5,2), R(0.5,2)を頂点とする台形です。台形の面積は、上底と下底の長さの平均に高さをかけたものです。
上底の長さは、RQ = 2.5 - 0.5 = 2
下底の長さは、OP = 3
高さは、2
したがって、台形の面積は、
よって、
したがって、求める線積分の値は、
3. 最終的な答え
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