問題は2つのパートに分かれています。 パート1は、与えられた関数のグラフの概形を描き、指定された点における接線の方程式を求める問題です。関数は全部で5つあります。 (1) $y = 2x + 1$ (任意の点) (2) $y = x^2 + 5x$ ($x = -3$) (3) $y = x^3 - x + 1$ ($x = 1$) (4) $y = \frac{2x}{x+1}$ ($x = 1$) (5) $y = \sqrt{x}$ ($x = 2$) パート2は、与えられた関数の導関数を求める問題です。関数は全部で8つあります。 (1) $3x+4$ (2) $x^2+5x+7$ (3) $(x^2 - x + 4)(x^2+x+1)$ (4) $2+x^{-1}+x^{-2}$ (5) $\frac{x-1}{x+1}$ (6) $\frac{x^2+x+1}{x^2-x-1}$ (7) $\frac{x^2+5}{x^3+x^2+3}$ (8) $\frac{1+\frac{1}{x}}{1+\frac{1}{x^2}}$

解析学微分接線導関数グラフ
2025/5/30

1. 問題の内容

問題は2つのパートに分かれています。
パート1は、与えられた関数のグラフの概形を描き、指定された点における接線の方程式を求める問題です。関数は全部で5つあります。
(1) y=2x+1y = 2x + 1 (任意の点)
(2) y=x2+5xy = x^2 + 5x (x=3x = -3)
(3) y=x3x+1y = x^3 - x + 1 (x=1x = 1)
(4) y=2xx+1y = \frac{2x}{x+1} (x=1x = 1)
(5) y=xy = \sqrt{x} (x=2x = 2)
パート2は、与えられた関数の導関数を求める問題です。関数は全部で8つあります。
(1) 3x+43x+4
(2) x2+5x+7x^2+5x+7
(3) (x2x+4)(x2+x+1)(x^2 - x + 4)(x^2+x+1)
(4) 2+x1+x22+x^{-1}+x^{-2}
(5) x1x+1\frac{x-1}{x+1}
(6) x2+x+1x2x1\frac{x^2+x+1}{x^2-x-1}
(7) x2+5x3+x2+3\frac{x^2+5}{x^3+x^2+3}
(8) 1+1x1+1x2\frac{1+\frac{1}{x}}{1+\frac{1}{x^2}}

2. 解き方の手順

ここでは問題 1 の (2) と問題 2 の (5) の解き方を示します。
問題 1 (2)
関数は y=x2+5xy = x^2 + 5x で、x=3x = -3 における接線を求めます。
まず、x=3x = -3 のときの yy の値を求めます。
y=(3)2+5(3)=915=6y = (-3)^2 + 5(-3) = 9 - 15 = -6
したがって、接点は (3,6)(-3, -6) です。
次に、導関数 yy' を求めます。
y=2x+5y' = 2x + 5
x=3x = -3 における導関数の値を求めます。
y(3)=2(3)+5=6+5=1y'(-3) = 2(-3) + 5 = -6 + 5 = -1
したがって、接線の傾きは 1-1 です。
接線の式は、yy1=m(xx1)y - y_1 = m(x - x_1) で表されるので、これに代入すると、
y(6)=1(x(3))y - (-6) = -1(x - (-3))
y+6=x3y + 6 = -x - 3
y=x9y = -x - 9
問題 2 (5)
関数は y=x1x+1y = \frac{x-1}{x+1} です。
商の微分公式 (uv)=uvuvv2\left(\frac{u}{v}\right)' = \frac{u'v - uv'}{v^2} を用います。
u=x1u = x-1v=x+1v = x+1 とすると、u=1u' = 1v=1v' = 1 です。
したがって、
y=1(x+1)(x1)1(x+1)2y' = \frac{1 \cdot (x+1) - (x-1) \cdot 1}{(x+1)^2}
y=x+1x+1(x+1)2y' = \frac{x+1 - x + 1}{(x+1)^2}
y=2(x+1)2y' = \frac{2}{(x+1)^2}

3. 最終的な答え

問題 1 (2): y=x9y = -x - 9
問題 2 (5): y=2(x+1)2y' = \frac{2}{(x+1)^2}

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