まず、行列式の性質を利用して計算を簡略化します。第2列がすべて1であることに注目し、第1行を基準にして、第2,3,4行から第1行を引きます。これにより、行列式は以下のようになります。
23−33−2373−2353−2310002232−2272−2252−222−3−27−25−2 次に、第2列に関して余因子展開を行います。これにより、4x4の行列式が3x3の行列式に帰着されます。
−33−2373−2353−2332−2272−2252−22−553 ここで、各要素を計算します。
−33−23=−27−8=−35 73−23=343−8=335 53−23=125−8=117 32−22=9−4=5 72−22=49−4=45 52−22=25−4=21 したがって、行列式は以下のようになります。
−3533511754521−553 さらに計算を簡単にするため、1行目を-5でくくりだし、2行目を5でくくりだします。
(−5)⋅5⋅767117−1921113=−25767117−1921113 ここで、1列目から3列目を引き、2列目から3列目を引きます。
−25666114−2818113 再度、1列目と2列目からそれぞれ6と2を括りだします。
−25⋅6⋅211119−149113=−30011119−149113 1行目を基準にして、2行目から1行目を引き、3行目から1行目の3倍を引きます。
−300110−10−1512100 3列目で余因子展開します。
−300(1⋅10−10512)=−300(10⋅12−5⋅(−10))=−300(120+50)=−300⋅170=−51000