与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。具体的には、 (1) 頂点の座標と通る点が与えられたとき (2) 通る3点が与えられたとき のそれぞれの場合について、2次関数を決定します。

代数学二次関数2次関数数式処理連立方程式代入
2025/5/31

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。具体的には、
(1) 頂点の座標と通る点が与えられたとき
(2) 通る3点が与えられたとき
のそれぞれの場合について、2次関数を決定します。

2. 解き方の手順

(1) 頂点の座標と通る点が与えられた場合
* 頂点の座標が (p,q)(p, q) である2次関数は、y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q と表せます。
* この式に、与えられた点 (x,y)(x, y) の座標を代入し、aa について解きます。
* 求めた aa の値を y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q に代入し、2次関数を求めます。
(2) 通る3点が与えられた場合
* 一般形 y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c に、与えられた3点の座標をそれぞれ代入し、3つの式を得ます。
* 得られた3つの式を連立方程式として解き、a,b,ca, b, c を求めます。
* 求めた a,b,ca, b, c の値を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c に代入し、2次関数を求めます。
具体的な計算:
(1) 頂点が (2,15)(2, 15) であり、点 (1,13)(1, 13) を通る。
y=a(x2)2+15y = a(x-2)^2 + 15(1,13)(1, 13) を代入すると、
13=a(12)2+1513 = a(1-2)^2 + 15
13=a+1513 = a + 15
a=2a = -2
よって、求める2次関数は y=2(x2)2+15y = -2(x-2)^2 + 15
展開して整理すると、y=2(x24x+4)+15=2x2+8x8+15=2x2+8x+7y = -2(x^2 - 4x + 4) + 15 = -2x^2 + 8x - 8 + 15 = -2x^2 + 8x + 7
(2) 3点 (1,6)(1, 6), (1,0)(-1, 0), (2,3)(-2, 3) を通る。
y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c に各点を代入すると、
6=a+b+c6 = a + b + c ...(1)
0=ab+c0 = a - b + c ...(2)
3=4a2b+c3 = 4a - 2b + c ...(3)
(1)-(2)より、6=2b6 = 2b つまり b=3b=3
(1)にb=3b=3を代入すると、6=a+3+c6 = a + 3 + c つまり a+c=3a + c = 3 ...(4)
(3)にb=3b=3を代入すると、3=4a6+c3 = 4a - 6 + c つまり 4a+c=94a + c = 9 ...(5)
(5)-(4)より、3a=63a = 6 つまり a=2a=2
(4)にa=2a=2を代入すると、2+c=32 + c = 3 つまり c=1c=1
よって、a=2,b=3,c=1a=2, b=3, c=1
したがって、求める2次関数は y=2x2+3x+1y = 2x^2 + 3x + 1

3. 最終的な答え

(1) y=2x2+8x+7y = -2x^2 + 8x + 7
(2) y=2x2+3x+1y = 2x^2 + 3x + 1

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