与えられた情報から運動方程式を立て、それを解くことによって速度を求めます。
運動方程式は、慣性抵抗が働く場合に以下のようになります。
mdtdv=−γ2v ここで、mは物体の質量、vは速度、tは時間、γ2は慣性抵抗の比例係数です。 この微分方程式を解きます。まず、変数を分離します。
vdv=−mγ2dt 次に、両辺を積分します。
∫vdv=∫−mγ2dt ln∣v∣=−mγ2t+C ここで、Cは積分定数です。指数関数を取ります。 ∣v∣=e−mγ2t+C=eCe−mγ2t 初期条件をv(0)=v0とすると、v0=eCとなります。したがって、 v(t)=v0e−mγ2t この解は、x方向とy方向の速度にそれぞれ適用できます。 vx(t)=vx0e−mγ2t vy(t)=vy0e−mγ2t ここで、vx0とvy0はそれぞれx方向とy方向の初期速度です。