空欄1~5に当てはまる選択肢を1~10の中から選ぶ問題です。

応用数学統計共分散相関係数
2025/5/30

1. 問題の内容

空欄1~5に当てはまる選択肢を1~10の中から選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

まず、問題文に書かれている数式を確認します。
sPQ=i=1nwi0(PitPi0PL)(QitQi0QL)=2(3PL)s_{PQ} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \left( \frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L \right) \left( \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L \right) = \boxed{2} \left( \boxed{3} - P_L \right)
この式から、空欄2と3を埋める必要があります。
sPQ=i=1nwi0(PitPi0PL)(QitQi0QL)s_{PQ} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \left( \frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L \right) \left( \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L \right)
sPQs_{PQ}wi0w_{i0} をウェイトとする PitPi0\frac{P_{it}}{P_{i0}}QitQi0\frac{Q_{it}}{Q_{i0}} の共分散なので、それぞれの偏差の積の期待値です。
共分散の式を展開すると、以下のようになります。
sPQ=i=1nwi0(PitPi0QitQi0PitPi0QLPLQitQi0+PLQL)s_{PQ} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \left( \frac{P_{it}}{P_{i0}} \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - \frac{P_{it}}{P_{i0}} Q_L - P_L \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} + P_L Q_L \right)
=i=1nwi0PitPi0QitQi0QLi=1nwi0PitPi0PLi=1nwi0QitQi0+PLQLi=1nwi0 = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}}{P_{i0}} \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} + P_L Q_L \sum_{i=1}^{n} w_{i0}
ここで、
i=1nwi0=1\sum_{i=1}^{n} w_{i0} = 1
i=1nwi0PitPi0=PL\sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}}{P_{i0}} = P_L
i=1nwi0QitQi0=QL\sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} = Q_L
であるので、
sPQ=i=1nwi0PitPi0QitQi0QLPLPLQL+PLQLs_{PQ} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}}{P_{i0}} \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L P_L - P_L Q_L + P_L Q_L
=i=1nwi0PitPi0QitQi0PLQL = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}}{P_{i0}} \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - P_L Q_L
問題文より、
PP=i=1nPitQiti=1nPi0Qi0=i=1nwi0PitPi0QitQi0P_P = \frac{\sum_{i=1}^{n} P_{it} Q_{it}}{\sum_{i=1}^{n} P_{i0} Q_{i0}} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}}{P_{i0}} \frac{Q_{it}}{Q_{i0}}
したがって、
sPQ=PPPLQLs_{PQ} = P_P - P_L Q_L
与えられた式 sPQ=2(3PL)s_{PQ} = \boxed{2} \left( \boxed{3} - P_L \right) と比較すると、
PPPLQL=2(3PL)P_P - P_L Q_L = \boxed{2} \left( \boxed{3} - P_L \right)
問題文の次の式
PP4PL=rsPsQ=sPQsPsQsPsQ=sPQsQ2\frac{P_P - \boxed{4}}{P_L} = r \frac{s_P}{s_Q} = \frac{s_{PQ}}{s_P s_Q} \frac{s_P}{s_Q} = \frac{s_{PQ}}{s_Q^2}
より、r=sPQsPsQ=10r= \frac{s_{PQ}}{s_P s_Q} = \boxed{10}
r=sPQsPsQ=PPPLQLsPsQr = \frac{s_{PQ}}{s_P s_Q} = \frac{P_P - P_L Q_L}{s_P s_Q}
sPQ=rsPsQs_{PQ} = r s_P s_Q
sPQ=i=1nwi0(PitPi0PL)(QitQi0QL)s_{PQ} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \left( \frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L \right) \left( \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L \right)
選択肢から2と3を選ぶと、PPP_PQLQ_Lになりそうですが、まだ確証がありません。
そこで、PL>PPP_L>P_Pという条件を使うと、問題文の導かれる関係式からsPQs_{PQ}が負になるような組み合わせを選べば良さそうです。
問題文にあるPP4PL=rspsQ5P_P - \frac{4}{P_L}= r\frac{s_p s_Q}{5}より、4PL\frac{4}{P_L}は定数項なので、4=PP\boxed{4}=P_P
また、PPPPPL\frac{P_P - P_P}{P_L}が0でなければならないので、5=QL\boxed{5}=Q_L
PPPPPL=0=rspsQQL\frac{P_P - P_P}{P_L}=0 = r\frac{s_p s_Q}{Q_L}となる。
選択肢の中でrrに対応するのは10\boxed{10}しかないので、10\boxed{10}に決定。
次に2\boxed{2}3\boxed{3}を決定するために、i=1nwi0(PitPi0PL)(QitQi0QL)\sum_{i=1}^{n} w_{i0} \left( \frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L \right) \left( \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L \right) の式に戻ると、PPPLQL=5(PPPL)P_P - P_L Q_L = \boxed{5}(\boxed{P_P}-P_L)という形にしたいので、3=QL\boxed{3}=Q_L2=PP\boxed{2}=P_P
最後に、
PPPPPL=rsPsQQL=PPPLQLsPsQsPsQQLP_P - \frac{P_P}{P_L} = r \frac{s_P s_Q}{Q_L} = \frac{P_P - P_L Q_L}{s_P s_Q} \frac{s_P s_Q}{Q_L}
PPPPPL=PPPLQLQLP_P - \frac{P_P}{P_L} = \frac{P_P - P_L Q_L}{Q_L}
PPQLPPQLPL=PPPLQLP_P Q_L - \frac{P_P Q_L}{P_L} = P_P - P_L Q_L
PP(QL1)=PL(QLQLPL)P_P (Q_L - 1) = P_L(Q_L - \frac{Q_L}{P_L})

3. 最終的な答え

1: 3
2: 5
3: 2
4: 3
5: 10

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