問題251は、起電力$E$、内部抵抗$r$の電池と抵抗$R$が接続された直流回路に関する問題です。 (1) AB間が開いているとき、点Aと点Bの電位を求めます。 (2) AB間に抵抗$x$を接続するとき、CD間の電圧$V$を求め、さらに抵抗$x$と並列に電気容量$C$のコンデンサーを接続したときのコンデンサーの電気量$Q$を求めます。

応用数学電気回路電圧電流抵抗コンデンサー電気量キルヒホッフの法則
2025/5/31

1. 問題の内容

問題251は、起電力EE、内部抵抗rrの電池と抵抗RRが接続された直流回路に関する問題です。
(1) AB間が開いているとき、点Aと点Bの電位を求めます。
(2) AB間に抵抗xxを接続するとき、CD間の電圧VVを求め、さらに抵抗xxと並列に電気容量CCのコンデンサーを接続したときのコンデンサーの電気量QQを求めます。

2. 解き方の手順

(1) AB間が開いているとき
(a) 点Aの電位:点Aは接地されているため、電位は0 Vです。
(b) 点Bの電位:回路に電流が流れていないため、抵抗RRによる電圧降下はありません。したがって、点Bの電位は電池の起電力EEに等しくなります。
(2) AB間に抵抗xxを接続するとき
(a) CD間の電圧VV:抵抗RRxxの直列回路に電池が接続されたと考えます。回路に流れる電流IIは、
I=ER+xI = \frac{E}{R+x}
CD間の電圧VVは、xxにかかる電圧であるため、
V=xI=ExR+xV = xI = \frac{Ex}{R+x}
(b) 抵抗xxと並列にコンデンサーを接続したとき:
コンデンサーの電圧は、抵抗xxにかかる電圧VVに等しくなります。コンデンサーに蓄えられる電気量QQは、
Q=CV=CExR+xQ = CV = C \frac{Ex}{R+x}

3. 最終的な答え

(1) AB間が開いているとき
(a) 点Aの電位:0 V
(b) 点Bの電位:EE
(2) AB間に抵抗xxを接続するとき
(a) CD間の電圧VVV=ExR+xV = \frac{Ex}{R+x}
(b) コンデンサーの電気量QQQ=CExR+xQ = C \frac{Ex}{R+x}

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