まず、A君が2個の玉を取り出すときの場合の数を考える。
袋の中には合計6個の玉があるので、2個取り出す組み合わせは、
6C2=2×16×5=15通り。 次に、事象X(A君が取り出した2個の玉が同じ色である)の確率P(X)を計算する。A君が同じ色の玉を取り出すのは、次のいずれかの場合である。 * 緑玉を2個取り出す: 2C2=1通り * 青玉を2個取り出す: 3C2=2×13×2=3通り したがって、P(X)=151+3=154となる。 次に、事象Y(B君が取り出した2個の玉が同じ色である)の確率P(Y)を計算する。これはA君がどの色の組み合わせを取り出したかによって変わるので、条件付き確率を使う必要がある。 P(Y)=P(Y∩X)+P(Y∩Xc) P(X∪Y)=P(X)+P(Y)−P(X∩Y) P(X∩Y)はA君とB君がともに同じ色の玉を取り出す確率である。 全事象は6C2=15通り。 A君が同じ色を取り出す事象Xは、
緑2個 1通り
青2個 3通り
合計4通り
P(X)=154 次に、A君が取り出した玉の色ごとに場合分けしてP(Y)を求める。 1) A君が緑2個を取り出した場合、袋に残るのは赤1個、青3個である。このときB君が同じ色の玉を取り出す確率は0である。(赤は1つしかない)
2) A君が青2個を取り出した場合、袋に残るのは赤1個、緑2個、青1個である。このときB君が同じ色の玉を取り出す確率は4C22C2=61である。 3) A君が緑、青を取り出した場合、袋に残るのは赤1個、緑1個、青2個である。このときB君が同じ色の玉を取り出す確率は4C22C2=61である。 4) A君が赤、緑を取り出した場合、袋に残るのは緑1個、青3個である。このときB君が同じ色の玉を取り出す確率は4C23C2=63=21である。 5) A君が赤、青を取り出した場合、袋に残るのは緑2個、青2個である。このときB君が同じ色の玉を取り出す確率は4C22C2+2C2=62=31である。 P(Y∣X)=P(X)P(X∩Y)より、 P(X∪Y)=P(X)+P(Y)−P(X∩Y) P(Y)=P(X∩Y)+P(Xc∩Y) ここで、P(X∩Y)はAもBも同じ色である確率なので、 P(X∩Y)=P(Y∣X)P(X) Aが緑2個の場合、P(Y∣X)=0なので、P(X∩Y)=0 Aが青2個の場合、P(Y∣X)=1/6なので、P(X∩Y)=61×153=903=301 P(X∩Y)=301 全体の組み合わせ数は6C2=15通り。Aの残りの組み合わせ数は6×5=30通り Aが青2個の場合、P(Y∣青2)=61となりうる。P(Y)は301 P(X∪Y)=P(X)+P(Y)−P(X∩Y) P(X)=154 P(Xc)=1−154=1511 P(Y)=125 P(X∪Y)=154+125−301=6016+6025−602=6039=2013