与えられた対数方程式 $\log_2(x+2) + \log_2 x = 3$ を解いて、$x$ の値を求めます。

代数学対数方程式二次方程式真数条件因数分解
2025/5/31

1. 問題の内容

与えられた対数方程式 log2(x+2)+log2x=3\log_2(x+2) + \log_2 x = 3 を解いて、xx の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、対数の性質を利用して、左辺をまとめます。対数の和は、真数の積になるので、
log2(x+2)+log2x=log2((x+2)x)\log_2(x+2) + \log_2 x = \log_2((x+2)x)
よって、与えられた方程式は、
log2((x+2)x)=3\log_2((x+2)x) = 3
次に、対数の定義より、
(x+2)x=23(x+2)x = 2^3
展開して整理すると、
x2+2x=8x^2 + 2x = 8
x2+2x8=0x^2 + 2x - 8 = 0
この二次方程式を解きます。因数分解すると、
(x+4)(x2)=0(x+4)(x-2) = 0
したがって、x=4x = -4 または x=2x = 2となります。
ここで、対数関数の真数は正でなければならないという条件を考慮します。
log2(x+2)\log_2(x+2) が定義されるためには x+2>0x+2>0、つまり x>2x>-2 が必要です。
log2x\log_2 x が定義されるためには x>0x>0 が必要です。
よって、x>0x>0 でなければなりません。
x=4x=-4x>0x>0 を満たさないので、解として不適です。
x=2x=2x>0x>0 を満たすので、解として適します。

3. 最終的な答え

x=2x = 2

「代数学」の関連問題

数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和を $S_n$ とする。数列 $\{S_n\}$ は漸化式 $S_{n+1} = \frac{1}{2} S_n + 3^{n-1}$ $(n...

数列漸化式等比数列
2025/6/6

(5) $x^2 + x - 3$ で割ったとき、商が $x + 2$ で余りが $x$ であるような $x$ の多項式を求める。 (6) 多項式 $x^4 - ax^2 + 2x + b$ が $x...

多項式割り算因数定理剰余の定理
2025/6/6

連立方程式 $xy = 128$ $\frac{1}{\log_2 x} + \frac{1}{\log_2 y} = \frac{28}{45}$ を満たす実数 $x, y$ を考えます。ただし、$...

連立方程式対数二次方程式真数条件
2025/6/6

等比数列 $1, x, x+2, \dots$ が与えられているとき、$x$ の値を求めよ。

等比数列二次方程式因数分解
2025/6/6

2x2回転行列 $R(\theta) = \begin{pmatrix} \cos \theta & -\sin \theta \\ \sin \theta & \cos \theta \end{pm...

行列回転行列三角関数加法定理
2025/6/6

与えられた多項式の組に対して、割り算の問題(または因数分解の問題)を解く必要があると考えられます。画像には4つの問題があります。 (1) $2x^2 + 2x - 3$ を $x + 2$ で割る (...

多項式の割り算因数分解剰余の定理
2025/6/6

同じ太さの丸太を、一段上がるごとに1本ずつ減らして積み重ねる。ただし、最上段は1本とは限らない。125本の丸太を全部積み重ねる場合、最下段には最小限何本の丸太が必要か、また、その時の最上段は何本になる...

等差数列方程式約数整数問題
2025/6/6

与えられた7つの行列の行列式を計算する問題です。

行列式線形代数行列
2025/6/6

与えられた多項式の割り算の商と余りを求める問題、条件を満たす多項式を求める問題、与えられた式を簡単にする問題が出題されています。具体的には、以下の問題に取り組みます。 (1) $2x^2 + 2x -...

多項式の割り算因数分解分数式部分分数分解
2025/6/6

問題1の(3):多項式 $x-x^3$ を多項式 $-x-1+2x^2$ で割ったときの商と余りを求める。

多項式の割り算多項式余り
2025/6/6