AとBの2人が周囲3kmの池の周りを回る。Aは自転車、Bは走って反対方向に回る。 (1) 2人が同時に出発すると10分後に出会う。このときの方程式を立てる。 (2) AがBより5分遅れて出発すると、Aは出発してから8分後にBと出会う。このときの方程式を立てる。 (3) (1)と(2)で立てた連立方程式を解き、AとBの速さを求める。Aの速さを分速$x$m、Bの速さを分速$y$mとする。

代数学方程式連立方程式文章問題速さ距離
2025/5/31

1. 問題の内容

AとBの2人が周囲3kmの池の周りを回る。Aは自転車、Bは走って反対方向に回る。
(1) 2人が同時に出発すると10分後に出会う。このときの方程式を立てる。
(2) AがBより5分遅れて出発すると、Aは出発してから8分後にBと出会う。このときの方程式を立てる。
(3) (1)と(2)で立てた連立方程式を解き、AとBの速さを求める。Aの速さを分速xxm、Bの速さを分速yymとする。

2. 解き方の手順

(1)
2人が同時に出発すると10分後に出会うので、10分間でAが進んだ距離とBが進んだ距離の合計は池の周りの長さ3kmとなる。
単位をmに統一するため、3km = 3000mとする。
よって、
10x+10y=300010x + 10y = 3000
(2)
AがBより5分遅れて出発し、Aが出発してから8分後にBと出会うので、Aが進んだ時間は8分、Bが進んだ時間は8+5=13分となる。
Aが進んだ距離とBが進んだ距離の合計は池の周りの長さ3kmとなる。
よって、
8x+13y=30008x + 13y = 3000
(3)
(1)と(2)より、連立方程式は以下のようになる。
10x+10y=300010x + 10y = 3000
8x+13y=30008x + 13y = 3000
これを解く。
まず、上の式を10で割ると、x+y=300x+y = 300となる。したがって、x=300yx = 300 - y
これを下の式に代入すると、
8(300y)+13y=30008(300-y) + 13y = 3000
24008y+13y=30002400 - 8y + 13y = 3000
5y=6005y = 600
y=120y = 120
x=300120=180x = 300 - 120 = 180
したがって、Aの速さは分速180m、Bの速さは分速120mとなる。

3. 最終的な答え

ア: 3000
イ: 8
ウ: 13
エ: 180
オ: 120
Aの速さ = 180 m/分
Bの速さ = 120 m/分

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