円錐Aの底面の半径を$a$、高さを$b$とする。 (1) 円錐Aの体積を文字式で表す。また、円錐Aの底面の半径を2倍にした円錐Bの体積を文字式で表す。 (2) 円錐Bの体積が円錐Aの体積の何倍であるかを求める。 また、偶数と偶数の和が偶数になることの説明が間違っている理由を説明する。

幾何学体積円錐文字式倍数
2025/5/31

1. 問題の内容

円錐Aの底面の半径をaa、高さをbbとする。
(1) 円錐Aの体積を文字式で表す。また、円錐Aの底面の半径を2倍にした円錐Bの体積を文字式で表す。
(2) 円錐Bの体積が円錐Aの体積の何倍であるかを求める。
また、偶数と偶数の和が偶数になることの説明が間違っている理由を説明する。

2. 解き方の手順

(1)
円錐の体積は、1/3×底面積×高さ1/3 \times \text{底面積} \times \text{高さ}で求められる。
円錐Aの底面積はπa2\pi a^2なので、体積は
VA=13πa2bV_A = \frac{1}{3} \pi a^2 b
円錐Bの底面の半径は2a2aなので、底面積はπ(2a)2=4πa2\pi (2a)^2 = 4\pi a^2となり、高さはbbであるから、体積は
VB=13π(2a)2b=13π(4a2)b=43πa2bV_B = \frac{1}{3} \pi (2a)^2 b = \frac{1}{3} \pi (4a^2) b = \frac{4}{3} \pi a^2 b
(2)
円錐Bの体積が円錐Aの体積の何倍であるかを求めるには、VB/VAV_B / V_Aを計算する。
VBVA=43πa2b13πa2b=41=4\frac{V_B}{V_A} = \frac{\frac{4}{3} \pi a^2 b}{\frac{1}{3} \pi a^2 b} = \frac{4}{1} = 4
したがって、円錐Bの体積は円錐Aの体積の4倍である。
問題1の間違いについて:
mmを整数とするとき、2つの偶数を2m2m2m2mで表すのは、2つの偶数が同じ数である場合に限られる。一般的には、2つの異なる整数m,nm, nを用いて、2つの偶数は2m2m2n2nと表される。
したがって、2つの偶数の和は2m+2n=2(m+n)2m + 2n = 2(m+n)となり、m+nm+nは整数なので、2(m+n)2(m+n)は偶数である。

3. 最終的な答え

(1) 円錐Aの体積:13πa2b\frac{1}{3} \pi a^2 b
円錐Bの体積:43πa2b\frac{4}{3} \pi a^2 b
(2) 4倍
問題1の間違いの理由:
2つの偶数を2m2m2m2mで表すのは、2つの偶数が同じ数である場合に限られる。一般的には、2つの異なる整数m,nm, nを用いて、2m2m2n2nと表す必要がある。

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