9本のジュース(オレンジ6本、グレープ2本、アップル1本)を横一列に並べる。 (i) 並べ方の総数を求める。 (ii) グレープジュース2本が隣り合う並べ方の数を求める。 (iii) グレープジュースとアップルジュースが隣り合う並べ方の数を求める。 (iv) 180度回転して重なる並べ方を同じものとみなす場合の、並べ方の総数を求める。
2025/5/31
1. 問題の内容
9本のジュース(オレンジ6本、グレープ2本、アップル1本)を横一列に並べる。
(i) 並べ方の総数を求める。
(ii) グレープジュース2本が隣り合う並べ方の数を求める。
(iii) グレープジュースとアップルジュースが隣り合う並べ方の数を求める。
(iv) 180度回転して重なる並べ方を同じものとみなす場合の、並べ方の総数を求める。
2. 解き方の手順
(i) 9本のジュースの並べ方の総数。
これは同じものを含む順列の問題なので、
通り。
アイウ = 252
(ii) グレープジュース2本が隣り合う並べ方の数。
グレープジュース2本をひとまとめにして考える。すると、8個のものを並べる順列となる。
この場合も同じものを含む順列なので、
通り。
エオ = 56
(iii) グレープジュースとアップルジュースが隣り合う並べ方の数。
(i)と同様に、グレープジュースをG, アップルジュースをA, オレンジジュースをOと表す。隣り合う場合はGAまたはAGとなる。
GAの場合:GA, G, Aをひとまとめにするわけではないので、2本が隣り合う場合は、GAまたはAGを一つの塊として扱う必要がある。
GAの順に並ぶ場合、GAを一つの塊として考えると、8個のものを並べることになる。
このとき、オレンジジュースは6本あるので、
通り
AGの順に並ぶ場合も同様に56通り。
したがって、合計で通り。
カキク = 112
(iv) 180度回転して重なる並べ方を同じものとみなす場合の並べ方の総数。
まず、180度回転して同じになる並べ方の数を求める。
例えば、OOOGGAOOという並べ方は、反転するとOOAGGGOOになるので、180度回転して同じにはならない。
180度回転して同じになる並べ方の数は、中心に対して対称になる必要があり、全体が奇数個なので、中心にくるものはオレンジでなければならない。
残りの8つの並べ方を考え、4つの位置を決めたとき、反転した位置は自動的に決まるため、
と考えてはいけない。
全体で252通りある。180度回転させると同じになるものをx通り、ならないものをy通りとすると、となる。180度回転して同じになるものを同じものとみなすと、並べ方の総数はとなる。
とならない。
回転して一致するものを引いて2で割ったものを足す。
回転して変わらないものがx個のとき、変わるものは252-x個。
中央がOになるものは、と番号をふると ではない。
全順列は252なので、同じになるものを2で割って、一致するものを足す。
中央がOのパターンを考える:両端がOOOGGAAOのようなパターンを考える
中央を固定して考えると8個の場所を埋める方法を考えれば良いので
x=28
(252+28)/2 = 140
ケコサ = 140
3. 最終的な答え
(i) アイウ = 252
(ii) エオ = 56
(iii) カキク = 112
(iv) ケコサ = 140