x, y は実数とする。以下の条件について、それぞれが「必要条件であるが十分条件でない」、「十分条件であるが必要条件でない」、「必要十分条件である」のうち、どれに当てはまるかを判断する。 (1) $x=y=2$ は $2x-y=2y-x=2$ であるための条件 (2) $x=2$ は $x^2 - x - 2 = 0$ であるための条件 (3) $\triangle ABC \sim \triangle PQR$ は $\triangle ABC \equiv \triangle PQR$ であるための条件 (4) $|x| = 0$ は $x = 0$ であるための条件
2025/5/31
1. 問題の内容
x, y は実数とする。以下の条件について、それぞれが「必要条件であるが十分条件でない」、「十分条件であるが必要条件でない」、「必要十分条件である」のうち、どれに当てはまるかを判断する。
(1) は であるための条件
(2) は であるための条件
(3) は であるための条件
(4) は であるための条件
2. 解き方の手順
(1) のとき、 および が成立する。つまり、 ならば 。
逆に、 とする。このとき、
および
連立方程式を解くと、
を変形して 。これを に代入すると、
よって、 である。
したがって、 ならば 。
必要十分条件である。
(2) のとき、。
つまり、 ならば 。
を解くと、
または
したがって、 ならば とは限らない ( の場合がある)。
は であるための十分条件である。
(3) は の十分条件である。 ならば, 相似比は1で である。
は の必要条件ではない。例えば、 と の辺の比が 1:2 であれば、 だが合同ではない。
したがって, は であるための必要条件であるが十分条件ではない。
(4) のとき、 である。
のとき、 である。
したがって、必要十分条件である。
3. 最終的な答え
(1) 必要十分条件
(2) 十分条件であるが必要条件ではない
(3) 必要条件であるが十分条件ではない
(4) 必要十分条件