不等式 $|x - \frac{a}{b}| \le |\frac{b}{a}|$ (1) を解き、さらに不等式 (1) と $k \le x \le k+3$ をともに満たす整数 $x$ がちょうど2個存在するような定数 $k$ の値の範囲を求める。
2025/6/1
1. 問題の内容
不等式 (1) を解き、さらに不等式 (1) と をともに満たす整数 がちょうど2個存在するような定数 の値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
まず、不等式 (1) を解く。
は、
と書き換えられる。
すべての辺に を足すと、
となる。
次に、この不等式を満たす整数 と、 を満たす整数 がちょうど2個となるような の範囲を求める。
とする。
に含まれる整数と、 を満たす整数がちょうど2個であるような の範囲を考える。
の範囲に整数がちょうど2個含まれる場合、その整数を とすると、
である。
よって、 かつ つまり となる。
したがって、 である。
ここで、 に含まれる整数を のみと仮定する。このとき、 がどのような範囲であればよいか考える。
かつ または であればよい。
つまり、 かつ または が必要である。
かつ または である。
この条件を満たす の範囲は、 である。
同様に、 の範囲に整数がちょうど2個含まれる場合、その整数を とすると、
である。
よって、 かつ つまり となる。
したがって、 である。
に含まれる整数が2個の場合、 の範囲は または の形になる。
3. 最終的な答え
問題文に と の関係が指定されていないため、これ以上具体的な範囲は求められません。
しかし、解き方としては上記の手順で進めることになります。
最終的な答えは、 の値の範囲は または の形になることが分かります。
ただし、 と の具体的な値によって、範囲が変化するため、断定的な答えは出せません。