AとBが的当てゲームを行い、中心の黒い部分に当たると5点、白い部分に当たると1点加算される。Aは5点の部分と1点の部分に当てた本数が同じであり、AはBよりも3回多く的に当てた。AとBが的に当てた合計本数は10本以上15本以下であり、AとBの合計得点差は5点以下でAが勝ったとき、Bが5点の部分に当てた本数はいくつか。

代数学文章問題連立方程式不等式整数問題
2025/6/1

1. 問題の内容

AとBが的当てゲームを行い、中心の黒い部分に当たると5点、白い部分に当たると1点加算される。Aは5点の部分と1点の部分に当てた本数が同じであり、AはBよりも3回多く的に当てた。AとBが的に当てた合計本数は10本以上15本以下であり、AとBの合計得点差は5点以下でAが勝ったとき、Bが5点の部分に当てた本数はいくつか。

2. 解き方の手順

まず、変数を定義します。
- Aが5点の部分に当てた本数を xx
- Aが1点の部分に当てた本数を xx
- Bが5点の部分に当てた本数を yy
- Bが1点の部分に当てた本数を zz
すると、AとBが的に当てた合計本数は 2x+y+z2x + y + z と表せる。
102x+y+z1510 \le 2x + y + z \le 15 という条件が与えられています。
AはBよりも3回多く的に当てたので、2x=y+z+32x = y + z + 3
これを 102x+y+z1510 \le 2x + y + z \le 15 に代入すると、
102x+2x31510 \le 2x + 2x - 3 \le 15
104x31510 \le 4x - 3 \le 15
134x1813 \le 4x \le 18
3.25x4.53.25 \le x \le 4.5
xxは整数なので、x=4x = 4 となります。
すると、2x=8=y+z+32x = 8 = y + z + 3 より y+z=5y + z = 5
また、2x+y+z=8+5=132x + y + z = 8 + 5 = 13
Aの得点は 5x+x=6x=64=245x + x = 6x = 6 * 4 = 24
Bの得点は 5y+z5y + z であり、y+z=5y + z = 5 を満たす整数 y,zy, z について 5y+z5y + z を考えます。
AとBの合計得点差は5点以下であり、Aが勝ったので、24(5y+z)524 - (5y + z) \le 5
195y+z19 \le 5y + z
z=5yz = 5 - y を代入すると、195y+5y19 \le 5y + 5 - y
144y14 \le 4y
3.5y3.5 \le y
yy は整数なので、y4y \ge 4
y+z=5y + z = 5 であり、y4y \ge 4 より、y=4y=4 または y=5y=5 です。
- y=4y = 4 のとき、z=1z = 1。Bの得点は 54+1=215 * 4 + 1 = 21。得点差は 2421=3524 - 21 = 3 \le 5 で条件を満たす。
- y=5y = 5 のとき、z=0z = 0。Bの得点は 55+0=255 * 5 + 0 = 25。得点差は 2425=1524 - 25 = -1 \le 5 だがAが負けているので条件を満たさない。
したがって、y=4y = 4

3. 最終的な答え

Bが5点の部分に当てた本数は4本

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