関数 $y = 2x^2 + x$ のグラフに点 $(-2, -12)$ から引いた接線の方程式を求める。

解析学微分接線二次関数
2025/3/26

1. 問題の内容

関数 y=2x2+xy = 2x^2 + x のグラフに点 (2,12)(-2, -12) から引いた接線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

接点を (t,2t2+t)(t, 2t^2+t) とおく。
y=2x2+xy = 2x^2 + x を微分すると y=4x+1y' = 4x + 1 となる。
よって、点 (t,2t2+t)(t, 2t^2+t) における接線の傾きは 4t+14t+1 である。
接線の方程式は
y(2t2+t)=(4t+1)(xt)y - (2t^2 + t) = (4t+1)(x-t)
y=(4t+1)x4t2t+2t2+ty = (4t+1)x - 4t^2 - t + 2t^2 + t
y=(4t+1)x2t2y = (4t+1)x - 2t^2
この接線が点 (2,12)(-2, -12) を通るので、
12=(4t+1)(2)2t2-12 = (4t+1)(-2) - 2t^2
12=8t22t2-12 = -8t - 2 - 2t^2
2t2+8t10=02t^2 + 8t - 10 = 0
t2+4t5=0t^2 + 4t - 5 = 0
(t+5)(t1)=0(t+5)(t-1) = 0
t=5,1t = -5, 1
t=5t = -5 のとき、接点の座標は (5,45)(-5, 45) であり、接線の傾きは 4(5)+1=194(-5) + 1 = -19 なので、接線の方程式は
y=19x2(5)2=19x50y = -19x - 2(-5)^2 = -19x - 50
y=19x50y = -19x - 50
t=1t = 1 のとき、接点の座標は (1,3)(1, 3) であり、接線の傾きは 4(1)+1=54(1) + 1 = 5 なので、接線の方程式は
y=5x2(1)2=5x2y = 5x - 2(1)^2 = 5x - 2
y=5x2y = 5x - 2
(2,12)(-2, -12) が関数 y=2x2+xy=2x^2+x 上にあるか確認する。2(2)2+(2)=82=6122(-2)^2 + (-2) = 8 - 2 = 6 \neq -12 なので、点 (2,12)(-2, -12) は関数 y=2x2+xy = 2x^2 + x 上の点ではない。

3. 最終的な答え

y=19x50y = -19x - 50
y=5x2y = 5x - 2

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