まず、合成関数の微分公式を使います。
f(x)=sin−1(u) とおくと、u=1−2x2 です。 dxdf=dudf⋅dxdu dudf=dud(sin−1(u))=1−u21 u=1−2x2=(1−2x2)1/2 より、 dxdu=21(1−2x2)−1/2⋅(−4x)=1−2x2−2x したがって、
dxdf=1−u21⋅1−2x2−2x=1−(1−2x2)1⋅1−2x2−2x =2x21⋅1−2x2−2x=2∣x∣1⋅1−2x2−2x=∣x∣1−2x2−2x x>0 のとき、∣x∣=x なので、dxdf=1−2x2−2 x<0 のとき、∣x∣=−x なので、dxdf=1−2x22 まとめて書くと
$f'(x) = \begin{cases}
\frac{-\sqrt{2}}{\sqrt{1-2x^2}} & x > 0 \\
\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{1-2x^2}} & x < 0
\end{cases}$
または、符号関数 sgn(x)=∣x∣x を用いて、f′(x)=1−2x2−2sgn(x)