関数 $y = 2^x$ のマクローリン展開を2次の項まで求める問題です。

解析学マクローリン展開指数関数微分
2025/6/8

1. 問題の内容

関数 y=2xy = 2^x のマクローリン展開を2次の項まで求める問題です。

2. 解き方の手順

マクローリン展開は、関数 f(x)f(x) に対して、以下の式で与えられます。
f(x)=f(0)+f(0)x+f(0)2!x2+f(0)3!x3+...f(x) = f(0) + f'(0)x + \frac{f''(0)}{2!}x^2 + \frac{f'''(0)}{3!}x^3 + ...
今回の問題では、2次の項まで求めるので、以下の式まで計算します。
f(x)f(0)+f(0)x+f(0)2x2f(x) \approx f(0) + f'(0)x + \frac{f''(0)}{2}x^2
まず、f(x)=2xf(x) = 2^x なので、f(0)=20=1f(0) = 2^0 = 1 となります。
次に、f(x)f'(x) を求めます。f(x)=2x=exln2f(x) = 2^x = e^{x \ln 2} なので、f(x)=(ln2)exln2=(ln2)2xf'(x) = (\ln 2) e^{x \ln 2} = (\ln 2) 2^x となります。
したがって、f(0)=(ln2)20=ln2f'(0) = (\ln 2) 2^0 = \ln 2 です。
次に、f(x)f''(x) を求めます。f(x)=(ln2)22xf''(x) = (\ln 2)^2 2^x となります。
したがって、f(0)=(ln2)220=(ln2)2f''(0) = (\ln 2)^2 2^0 = (\ln 2)^2 です。
以上より、マクローリン展開の2次の項までの近似は、
2x1+(ln2)x+(ln2)22x22^x \approx 1 + (\ln 2) x + \frac{(\ln 2)^2}{2}x^2

3. 最終的な答え

2x1+(ln2)x+(ln2)22x22^x \approx 1 + (\ln 2) x + \frac{(\ln 2)^2}{2}x^2

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