8人を指定された人数と部屋に分ける場合の数を求める問題です。 (1) 8人を3人部屋A, 3人部屋B, 2人部屋Cの3部屋に分ける場合の数を求めます。 (2) 8人を3人, 3人, 2人の3つのグループに分ける場合の数を求めます。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列
2025/6/1

1. 問題の内容

8人を指定された人数と部屋に分ける場合の数を求める問題です。
(1) 8人を3人部屋A, 3人部屋B, 2人部屋Cの3部屋に分ける場合の数を求めます。
(2) 8人を3人, 3人, 2人の3つのグループに分ける場合の数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 3人部屋A, 3人部屋B, 2人部屋Cに分ける場合
まず、8人からAの部屋に入る3人を選ぶ組み合わせは 8C3_8C_3通りあります。
次に、残った5人からBの部屋に入る3人を選ぶ組み合わせは 5C3_5C_3通りあります。
最後に、残った2人はCの部屋に入ります。組み合わせは 2C2=1_2C_2 = 1通りです。
したがって、分ける場合の数は
8C3×5C3×2C2=8!3!5!×5!3!2!×1=8×7×63×2×1×5×42×1=56×10=560_8C_3 \times _5C_3 \times _2C_2 = \frac{8!}{3!5!} \times \frac{5!}{3!2!} \times 1 = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} \times \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 56 \times 10 = 560 通り
(2) 3人, 3人, 2人の3つの組に分ける場合
まず、8人から3人を選ぶ組み合わせは 8C3_8C_3通りあります。
次に、残った5人から3人を選ぶ組み合わせは 5C3_5C_3通りあります。
最後に、残った2人を選ぶ組み合わせは 2C2=1_2C_2 = 1通りです。
ここで、3人のグループが2つあるため、グループの区別がないので、同じ人数のグループの並び順で割る必要があります。
したがって、分ける場合の数は
8C3×5C3×2C22!=8!3!5!×5!3!2!×12=8×7×63×2×1×5×42×12=56×102=5602=280\frac{_8C_3 \times _5C_3 \times _2C_2}{2!} = \frac{\frac{8!}{3!5!} \times \frac{5!}{3!2!} \times 1}{2} = \frac{\frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} \times \frac{5 \times 4}{2 \times 1}}{2} = \frac{56 \times 10}{2} = \frac{560}{2} = 280 通り

3. 最終的な答え

(1) 560通り
(2) 280通り

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