## 問題の回答
### [3] 次の媒介変数表示された関数の導関数 を の式で表せ。
1. $x = t - \frac{1}{t}, y = t + \frac{1}{t}$
2. $x = \sqrt{t^2 + 1}, y = t^2$
### [4] 半径1の円 の点 における接線の方程式を求めよ。ただし、 とする。
### [5]
1. 微分の定義を用いて、$(x^3)' = 3x^2$ となることを示せ。
2. 微分の定義を用いて、$(\cos x)' = -\sin x$ となることを示せ。
3. 微分の定義を用いて、$(\sin x)' = \cos x$ となることを示せ。
Hint. 2, 3は三角関数の和積の公式を用いる。
以下に、これらの問題を一つずつ解いていきます。
**[3]
1. $x = t - \frac{1}{t}, y = t + \frac{1}{t}$**
1. **問題の内容**
媒介変数 で表された関数 と の導関数 を と の式で表します。
2. **解き方の手順**
まず、 で微分して、 と を求めます。次に、 を用いて を求めます。最後に、 を と で表し、 を と の式で表します。
ここで、 と なので、 が成り立ちます。
また、なので、とも言えます。
なので,となります。.
すると、
.
3. **最終的な答え**
。
を使えば、
**[3]
2. $x = \sqrt{t^2 + 1}, y = t^2$**
1. **問題の内容**
媒介変数 で表された関数 と の導関数 を と の式で表します。
2. **解き方の手順**
まず、 で微分して、 と を求めます。次に、 を用いて を求めます。最後に、 を と で表し、 を と の式で表します。
より、
3. **最終的な答え**
**[4] 半径1の円 の点 における接線の方程式を求めよ。ただし、 とする。**
1. **問題の内容**
円 上の点 における接線の方程式を求めます。ただし、 とします。
2. **解き方の手順**
陰関数微分を用いて、 を求めます。次に、点 における接線の傾きを求めます。最後に、点 を通り、傾きが求めた値である直線の方程式を求めます。
を で微分すると、
点 における接線の傾きは
接線の方程式は
点 は円上にあるので、
3. **最終的な答え**
**[5]
1. 微分の定義を用いて、$(x^3)' = 3x^2$ となることを示せ。**
1. **問題の内容**
微分の定義を用いて、関数 の導関数が であることを示します。
2. **解き方の手順**
微分の定義は、 です。この定義を用いて、 の導関数を計算します。
3. **最終的な答え**
したがって、
**[5]
2. 微分の定義を用いて、$(\cos x)' = -\sin x$ となることを示せ。**
1. **問題の内容**
微分の定義を用いて、関数 の導関数が であることを示します。
2. **解き方の手順**
微分の定義は、 です。この定義を用いて、 の導関数を計算します。三角関数の和積の公式 を用います。
ここで、 および を用いると、
3. **最終的な答え**
したがって、
**[5]
3. 微分の定義を用いて、$(\sin x)' = \cos x$ となることを示せ。**
1. **問題の内容**
微分の定義を用いて、関数 の導関数が であることを示します。
2. **解き方の手順**
微分の定義は、 です。この定義を用いて、 の導関数を計算します。三角関数の和積の公式 を用います。
ここで、 および を用いると、
3. **最終的な答え**
したがって、