X, Y, Zの3人がサイコロを1回ずつ振ったところ、3人が出した目の数の合計が16であった。この時、Zが出した目はいくつか。 ア:Xは4の目を出した イ:YとZは同じ目を出した 選択肢の中から、アとイの情報だけでZの目を特定できるかを選ぶ問題です。

確率論・統計学確率サイコロ条件付き確率場合の数
2025/6/1

1. 問題の内容

X, Y, Zの3人がサイコロを1回ずつ振ったところ、3人が出した目の数の合計が16であった。この時、Zが出した目はいくつか。
ア:Xは4の目を出した
イ:YとZは同じ目を出した
選択肢の中から、アとイの情報だけでZの目を特定できるかを選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

まず、サイコロの目は1から6までの整数であることに注意します。
アの情報のみの場合:
Xの目が4とわかっているので、Y+Z=164=12Y + Z = 16 - 4 = 12となります。
YとZの組み合わせは、(6, 6)の1通りしかありません(サイコロの目が6以下であるため)。
よって、Y=6,Z=6Y=6, Z=6となり、Zの目は6と確定します。
イの情報のみの場合:
Y=ZY = Z なので、X+2Y=16X + 2Y = 16となります。
XX は1から6までの整数なので、2Y2Y は10から15までの整数になります。
YY は整数なので、2Y2Y は偶数でなければなりません。
したがって、2Y=10,12,142Y=10, 12, 14のいずれかであり、Y=5,6,7Y=5, 6, 7のいずれかとなります。
しかし、YY はサイコロの目なので、Y=5Y=5 または Y=6Y=6 となります。
Y=5Y=5 のとき Z=5Z=5X=6X=6Y=6Y=6 のとき Z=6Z=6X=4X=4
この場合、Zの目は5か6のどちらかであるため、Zの目を特定できません。
アとイの両方の情報がある場合:
アの情報から、X=4X=4であり、イの情報から、Y=ZY=Zである。
よって、4+2Y=164 + 2Y = 16
2Y=122Y = 12
Y=6Y = 6
したがって、Z=6Z = 6
結論:
アの情報だけでZの目が6と特定できます。
イの情報だけでは、Zの目が特定できません。

3. 最終的な答え

A

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