三角形ABCにおいて、辺ABの長さが3、角ABCが直角である。このとき、ベクトルABとベクトルACの内積を求める。

幾何学ベクトル内積直角三角形ピタゴラスの定理
2025/6/1

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、辺ABの長さが3、角ABCが直角である。このとき、ベクトルABとベクトルACの内積を求める。

2. 解き方の手順

ベクトルABとベクトルACの内積は、以下のように計算できる。
ABAC=ABACcosBAC\vec{AB} \cdot \vec{AC} = |\vec{AB}| |\vec{AC}| \cos{\angle BAC}
三角形ABCは直角三角形であるため、ピタゴラスの定理が使える可能性がある。
しかし、辺ACの長さが不明であるため、別の方法を考える。
ベクトルACは、ベクトルABとベクトルBCの和として表すことができる。
AC=AB+BC\vec{AC} = \vec{AB} + \vec{BC}
したがって、内積は以下のように書き換えられる。
ABAC=AB(AB+BC)=ABAB+ABBC\vec{AB} \cdot \vec{AC} = \vec{AB} \cdot (\vec{AB} + \vec{BC}) = \vec{AB} \cdot \vec{AB} + \vec{AB} \cdot \vec{BC}
ABAB\vec{AB} \cdot \vec{AB}は、ベクトルの大きさの二乗に等しい。 AB2=32=9|\vec{AB}|^2 = 3^2 = 9
AB\vec{AB}BC\vec{BC}は直角をなすので、内積は0になる。 ABBC=0\vec{AB} \cdot \vec{BC} = 0
したがって、ABAC=9+0=9\vec{AB} \cdot \vec{AC} = 9 + 0 = 9

3. 最終的な答え

9

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