長方形ABCDにおいて、点PとQがそれぞれAとCから同時に出発し、辺ABとCB上を秒速1cmでBに向かって移動する。三角形PBQの面積が12 cm²となるのは、点PがAを出発してから何秒後かを求める。

幾何学長方形面積二次方程式代数
2025/3/26

1. 問題の内容

長方形ABCDにおいて、点PとQがそれぞれAとCから同時に出発し、辺ABとCB上を秒速1cmでBに向かって移動する。三角形PBQの面積が12 cm²となるのは、点PがAを出発してから何秒後かを求める。

2. 解き方の手順

(1) 点PがAを出発してからx秒後のBPの長さを求める。
 ABの長さは8cmであり、APの長さはx cmなので、BPの長さは
 BP=8xBP = 8 - x (cm)
(2) 点QがCを出発してからx秒後のBQの長さを求める。
 BCの長さは6cmであり、CQの長さはx cmなので、BQの長さは
 BQ=6xBQ = 6 - x (cm)
(3) 三角形PBQの面積の式を立てる。三角形PBQの面積は12cm²なので、
 12×BP×BQ=12\frac{1}{2} \times BP \times BQ = 12
 12×(8x)×(6x)=12\frac{1}{2} \times (8 - x) \times (6 - x) = 12
(4) 上記の式を整理してxについて解く。
 (8x)(6x)=24(8 - x)(6 - x) = 24
 488x6x+x2=2448 - 8x - 6x + x^2 = 24
 x214x+4824=0x^2 - 14x + 48 - 24 = 0
 x214x+24=0x^2 - 14x + 24 = 0
 (x2)(x12)=0(x - 2)(x - 12) = 0
 よって、x=2,12x = 2, 12
(5) xの変域を考える。点PはAB上を動くので、xは0秒から8秒の間である。点QはBC上を動くので、xは0秒から6秒の間である。したがって、xは0から6の範囲である。つまり、0x60 \leq x \leq 6
(6) x = 2とx = 12のうち、xの変域を満たすのはx = 2である。

3. 最終的な答え

BP = 8 - x (cm)
BQ = 6 - x (cm)
1/2 * (8 - x) * (6 - x) = 12
x² - 14x + 24 = 0
x = 2, 12
0 ≦ x ≦ 6
2 秒後

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