点 $(-5, 10)$ を通り、円 $x^2 + y^2 = 25$ に接する直線の方程式と、接点の座標を求める問題です。

幾何学接線点と直線の距離方程式
2025/6/2

1. 問題の内容

(5,10)(-5, 10) を通り、円 x2+y2=25x^2 + y^2 = 25 に接する直線の方程式と、接点の座標を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、接線を y=m(x+5)+10y = m(x+5) + 10 とおきます。これは点 (5,10)(-5, 10) を通る傾き mm の直線を表します。
次に、この直線と円 x2+y2=25x^2 + y^2 = 25 が接するという条件を使います。円の中心(原点)から直線までの距離が円の半径(5)に等しいことを利用します。点と直線の距離の公式を使うと、
m(0+5)+10m2+1=5\frac{|m(0+5) + 10|}{\sqrt{m^2 + 1}} = 5
となります。絶対値を外して両辺を2乗すると、
(5m+10)2=25(m2+1)(5m+10)^2 = 25(m^2+1)
25m2+100m+100=25m2+2525m^2 + 100m + 100 = 25m^2 + 25
100m=75100m = -75
m=34m = -\frac{3}{4}
したがって、接線の方程式は y=34(x+5)+10y = -\frac{3}{4}(x+5) + 10 となり、整理すると y=34x+254y = -\frac{3}{4}x + \frac{25}{4}、つまり 3x+4y=253x + 4y = 25 となります。
次に、接点の座標を求めます。接線と円の中心を結ぶ線は接線と垂直になるので、原点と接点を結ぶ直線は 4x3y=04x - 3y = 0、つまり y=43xy = \frac{4}{3}x と表せます。接点は円周上の点でもあるので、x2+y2=25x^2 + y^2 = 25 を満たします。yy を代入すると、
x2+(43x)2=25x^2 + (\frac{4}{3}x)^2 = 25
x2+169x2=25x^2 + \frac{16}{9}x^2 = 25
259x2=25\frac{25}{9}x^2 = 25
x2=9x^2 = 9
x=±3x = \pm 3
x=3x = 3 のとき、y=43(3)=4y = \frac{4}{3}(3) = 4
x=3x = -3 のとき、y=43(3)=4y = \frac{4}{3}(-3) = -4
直線 3x+4y=253x+4y = 25 上に点 (x,y)(x, y) があるかどうかを確かめます。
(3,4)(3, 4) のとき、3(3)+4(4)=9+16=253(3) + 4(4) = 9 + 16 = 25 なので、(3,4)(3, 4) は接点となります。
(3,4)(-3, -4) のとき、3(3)+4(4)=916=25253(-3) + 4(-4) = -9 - 16 = -25 \ne 25 なので、接点ではありません。

3. 最終的な答え

接線の方程式: 3x+4y=253x + 4y = 25
接点の座標: (3,4)(3, 4)

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