平面上に $n$ 本の直線があり、どの2本も平行でなく、どの3本も同一の点で交わらないとする。このとき、これらの直線によってできる交点の個数 $a_n$ を求める。与えられた漸化式と $a_n$ の式を完成させる問題。

幾何学幾何組み合わせ漸化式交点
2025/6/2

1. 問題の内容

平面上に nn 本の直線があり、どの2本も平行でなく、どの3本も同一の点で交わらないとする。このとき、これらの直線によってできる交点の個数 ana_n を求める。与えられた漸化式と ana_n の式を完成させる問題。

2. 解き方の手順

まず、漸化式を見つける。
n2n \ge 2 のとき、
(anan1)+(an1an2)++(a2a1)=k=1n1k(a_n - a_{n-1}) + (a_{n-1} - a_{n-2}) + \dots + (a_2 - a_1) = \sum_{k=1}^{n-1} k
左辺は、和を取ると ana1a_n - a_1 になる。
右辺は、k=1n1k=(n1)n2\sum_{k=1}^{n-1} k = \frac{(n-1)n}{2} である。
したがって、ana1=(n1)n2a_n - a_1 = \frac{(n-1)n}{2} となる。
n=1n=1 のとき、直線は1本なので交点は存在しない。したがって、a1=0a_1 = 0 である。
よって、an=(n1)n2a_n = \frac{(n-1)n}{2} となる。これは nn 本の直線から2本を選ぶ組み合わせの数である。
an+1an=n(n+1)2n(n1)2=n2+nn2+n2=2n2=na_{n+1} - a_n = \frac{n(n+1)}{2} - \frac{n(n-1)}{2} = \frac{n^2+n-n^2+n}{2} = \frac{2n}{2} = n
an+1=an+na_{n+1} = a_n + n となる。a1=0a_1=0 なので、選択肢1は an+1=an+n,a1=1a_{n+1} = a_n + n, a_1 = 1 より異なる。選択肢2は an+1=an+n,a1=0a_{n+1} = a_n + n, a_1 = 0 なので条件を満たす。選択肢3は an+1=an+n1,a1=1a_{n+1} = a_n + n - 1, a_1 = 1 より異なる。選択肢4は an+1=an+n1,a1=0a_{n+1} = a_n + n - 1, a_1 = 0 より異なる。
したがって、漸化式は an+1=an+n,a1=0a_{n+1} = a_n + n, a_1 = 0 である。
an=n(n1)2a_n = \frac{n(n-1)}{2} である。
よって、an=n(n1)2=n(n1)2a_n = \frac{n(n-1)}{2} = \frac{n(n- \boxed{1})}{ \boxed{2}} となる。

3. 最終的な答え

1: 2
2: 1
3: 2

「幾何学」の関連問題

練習34において、直線OPと辺ABの交点をQとするとき、AQ:QBとOP:PQを求める。ただし、練習34の内容は不明であるため、解くことはできない。

線分の比メネラウスの定理相似
2025/6/3

次の円の方程式を求める問題です。 (1) 円 $x^2 + y^2 - 3x + 5y - 1 = 0$ と中心が同じで、点 $(1, 2)$ を通る円 (2) 点 $(1, -3)$ に関して、円 ...

円の方程式座標平面対称半径中心
2025/6/3

ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が与えられており、$|\vec{a}| = 4$, $|\vec{b}| = 5$, $|\vec{b} - \vec{a}| = 6$ である。...

ベクトル内積三角比面積外心
2025/6/3

3直線 $x - 3y = -5$, $4x + 3y = -5$, $2x - y = 5$ で作られる三角形の面積を求めます。

三角形面積座標平面連立方程式
2025/6/3

3直線 $x - 3y = -5$, $4x + 3y = -5$, $2x - y = 5$ で作られる三角形の面積を求める問題です。

平面図形三角形面積連立方程式
2025/6/3

直線 $l: y = 2x$ が与えられている。 (1) 点 $A(5, 0)$ に関して $l$ と対称な点 $B$ の座標を求めよ。 (2) 直線 $3x + y = 15$ に関して $l$ と...

直線対称座標傾き垂直
2025/6/3

3辺の長さが2cm, 6cm, 8cmの直方体の表面積を求める。

表面積直方体体積3次元
2025/6/3

3辺の長さが3cm, 4cm, 5cmの直方体の表面積を求める。

表面積直方体立体図形
2025/6/3

半径2cmの球の表面積を求める問題です。選択肢の中から正しいものを選びます。

表面積半径体積
2025/6/3

半径7cmの球の体積を求める問題です。

体積半径公式
2025/6/3