この積分は、部分分数分解を用いることで解くことができます。
まず、被積分関数を次のように部分分数に分解します。
(ax+b)(cx+d)px+q=ax+bA+cx+dB 両辺に (ax+b)(cx+d) を掛けると、 px+q=A(cx+d)+B(ax+b) px+q=(Ac+Ba)x+(Ad+Bb) 係数比較により、次の連立方程式を得ます。
Ac+Ba=p Ad+Bb=q この連立方程式を A と B について解きます。 最初の式から A=(p−Ba)/c を得て、これを第二の式に代入すると、 c(p−Ba)d+Bb=q (p−Ba)d+Bbc=qc pd−Bad+Bbc=qc B(bc−ad)=qc−pd したがって、ad=bcのとき B=bc−adqc−pd 同様に、A=ad−bcap−bqが得られます。 ∫(ax+b)(cx+d)px+qdx=∫ax+bAdx+∫cx+dBdx =aA∫ax+badx+cB∫cx+dcdx =aAln∣ax+b∣+cBln∣cx+d∣+C