与えられた曲線と直線、そしてx軸によって囲まれた部分の面積を求める問題です。 (1) $y = \frac{1}{2}x$ と $x=5$ (2) $y = x^2 + 3$ と $x=2, x=3$ (3) $y = -2x^2$ と $x=-3, x=1$

解析学積分定積分面積
2025/6/2

1. 問題の内容

与えられた曲線と直線、そしてx軸によって囲まれた部分の面積を求める問題です。
(1) y=12xy = \frac{1}{2}xx=5x=5
(2) y=x2+3y = x^2 + 3x=2,x=3x=2, x=3
(3) y=2x2y = -2x^2x=3,x=1x=-3, x=1

2. 解き方の手順

それぞれの問題について、面積を求めるための積分計算を行います。
(1) y=12xy = \frac{1}{2}xx=5x=5xx軸で囲まれた部分の面積は、定積分で計算できます。積分範囲はx=0x=0からx=5x=5です。
面積 S1S_1 は、
S1=0512xdx=12[x22]05=12252=254S_1 = \int_{0}^{5} \frac{1}{2}x \, dx = \frac{1}{2} \left[ \frac{x^2}{2} \right]_{0}^{5} = \frac{1}{2} \cdot \frac{25}{2} = \frac{25}{4}
(2) y=x2+3y = x^2 + 3x=2,x=3x=2, x=3xx軸で囲まれた部分の面積は、定積分で計算できます。積分範囲はx=2x=2からx=3x=3です。
面積 S2S_2 は、
S2=23(x2+3)dx=[x33+3x]23=(273+9)(83+6)=(9+9)(83+6)=18836=1283=3683=283S_2 = \int_{2}^{3} (x^2 + 3) \, dx = \left[ \frac{x^3}{3} + 3x \right]_{2}^{3} = \left(\frac{27}{3} + 9\right) - \left(\frac{8}{3} + 6\right) = (9+9) - (\frac{8}{3} + 6) = 18 - \frac{8}{3} - 6 = 12 - \frac{8}{3} = \frac{36 - 8}{3} = \frac{28}{3}
(3) y=2x2y = -2x^2x=3,x=1x=-3, x=1xx軸で囲まれた部分の面積を求めます。y=2x2y = -2x^2 は常に xx軸の下にあるため、面積は定積分の絶対値を取ることで得られます。積分範囲はx=3x=-3からx=1x=1です。
面積 S3S_3 は、
S3=312x2dx=2[x33]31=2(13273)=2(13+9)=2(1+273)=2283=563S_3 = \left| \int_{-3}^{1} -2x^2 \, dx \right| = \left| -2 \left[ \frac{x^3}{3} \right]_{-3}^{1} \right| = \left| -2 \left( \frac{1}{3} - \frac{-27}{3} \right) \right| = \left| -2 \left( \frac{1}{3} + 9 \right) \right| = \left| -2 \left( \frac{1+27}{3} \right) \right| = \left| -2 \cdot \frac{28}{3} \right| = \frac{56}{3}

3. 最終的な答え

(1) 254\frac{25}{4}
(2) 283\frac{28}{3}
(3) 563\frac{56}{3}

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