関数 $\log(1+x)$ のマクローリン展開を利用して、関数 $\frac{\log(1+x)}{x}$ の $x=0$ 周辺での近似多項式を求める問題です。選択肢の中から正しいものを一つ選びます。

解析学マクローリン展開関数の近似級数
2025/6/2

1. 問題の内容

関数 log(1+x)\log(1+x) のマクローリン展開を利用して、関数 log(1+x)x\frac{\log(1+x)}{x}x=0x=0 周辺での近似多項式を求める問題です。選択肢の中から正しいものを一つ選びます。

2. 解き方の手順

まず、log(1+x)\log(1+x) のマクローリン展開を求めます。一般に、
log(1+x)=xx22+x33x44++(1)n1xnn+\log(1+x) = x - \frac{x^2}{2} + \frac{x^3}{3} - \frac{x^4}{4} + \cdots + (-1)^{n-1} \frac{x^n}{n} + \cdots
です。
次に、このマクローリン展開を xx で割ります。
log(1+x)x=1x(xx22+x33x44++(1)n1xnn+)\frac{\log(1+x)}{x} = \frac{1}{x} \left( x - \frac{x^2}{2} + \frac{x^3}{3} - \frac{x^4}{4} + \cdots + (-1)^{n-1} \frac{x^n}{n} + \cdots \right)
=1x2+x23x34++(1)n1xn1n+= 1 - \frac{x}{2} + \frac{x^2}{3} - \frac{x^3}{4} + \cdots + (-1)^{n-1} \frac{x^{n-1}}{n} + \cdots
この結果と選択肢を比較します。

3. 最終的な答え

選択肢 2 が
log(1+x)x=1x2+x23x34++(1)n1xn1n+\frac{\log(1+x)}{x} = 1 - \frac{x}{2} + \frac{x^2}{3} - \frac{x^3}{4} + \cdots + (-1)^{n-1} \frac{x^{n-1}}{n} + \cdots
と一致するので、これが答えです。

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