与えられた選択肢の中から、オイラーの公式を用いて表現された$\sin x$または$\cos x$の正しい式を選ぶ問題です。ここで、$i$は虚数単位を表します。

解析学オイラーの公式三角関数複素数指数関数
2025/6/2

1. 問題の内容

与えられた選択肢の中から、オイラーの公式を用いて表現されたsinx\sin xまたはcosx\cos xの正しい式を選ぶ問題です。ここで、iiは虚数単位を表します。

2. 解き方の手順

オイラーの公式は、eix=cosx+isinxe^{ix} = \cos x + i\sin x と表されます。これを用いて、cosx\cos xsinx\sin xeixe^{ix}eixe^{-ix}で表すことを目指します。
まず、eixe^{-ix}を計算します。
eix=cos(x)+isin(x)=cosxisinxe^{-ix} = \cos(-x) + i\sin(-x) = \cos x - i\sin x
次に、eix+eixe^{ix} + e^{-ix}eixeixe^{ix} - e^{-ix}を計算します。
eix+eix=(cosx+isinx)+(cosxisinx)=2cosxe^{ix} + e^{-ix} = (\cos x + i\sin x) + (\cos x - i\sin x) = 2\cos x
eixeix=(cosx+isinx)(cosxisinx)=2isinxe^{ix} - e^{-ix} = (\cos x + i\sin x) - (\cos x - i\sin x) = 2i\sin x
したがって、以下の式が得られます。
cosx=eix+eix2\cos x = \frac{e^{ix} + e^{-ix}}{2}
sinx=eixeix2i\sin x = \frac{e^{ix} - e^{-ix}}{2i}
選択肢の中で、これらの方程式と一致するものを探します。
選択肢1: sinx=eixeix2\sin x = \frac{e^{ix} - e^{-ix}}{2} これは正しくありません。
選択肢2: sinx=eix+eix2i\sin x = \frac{e^{ix} + e^{-ix}}{2i} これは正しくありません。
選択肢3: cosx=eix+eix2\cos x = \frac{e^{ix} + e^{-ix}}{2} これは正しいです。
選択肢4: cosx=eix+eix2i\cos x = \frac{e^{ix} + e^{-ix}}{2i} これは正しくありません。
選択肢5: この中にはない。

3. 最終的な答え

3

「解析学」の関連問題

次の関数 $y = \frac{1}{x-2}$ の逆関数を求め、その逆関数の定義域と値域を求める。

逆関数関数の定義域関数の値域分数関数
2025/6/4

関数 $f(x)$ が与えられています。 $f(x) = \begin{cases} 0 & (x \in \mathbb{Q}) \\ x & (x \in \mathbb{R} \setminus...

連続性関数極限実数有理数無理数
2025/6/4

与えられた関数 $y = \sqrt{x-2} - 2$ について、問題を解く、あるいはこの関数について何かを尋ねているのだと思われます。 問題が明確ではないので、ここでは定義域を求めます。

関数定義域根号不等式
2025/6/4

関数 $y = \frac{2x-5}{x-2}$ のグラフを描き、定義域、値域、および漸近線を求めます。

関数のグラフ定義域値域漸近線分数関数双曲線
2025/6/4

与えられた9つの関数が、偶関数、奇関数、またはどちらでもないかを判定します。 偶関数は $f(-x) = f(x)$ を満たし、奇関数は $f(-x) = -f(x)$ を満たします。

関数の性質偶関数奇関数関数の判定
2025/6/4

関数 $y = x + \sin x$ の導関数 $y'$ を求めます。 $y' = 1 + \cos x$

極値導関数三角関数微分
2025/6/4

与えられた関数②〜⑥について、それぞれの極値を求める問題です。 ② $y = x + \frac{1}{x}$ ③ $y = x + \sin x \quad (0 \le x \le 2\pi)$ ...

極値導関数微分増減表
2025/6/4

画像には以下の6つの関数が書かれています。 (2) $y = x + \frac{1}{x}$ (3) $y = x + \sin x$ (ただし $0 \le x \le 2\pi$) (4) $y...

関数のグラフ関数の増減最大値最小値微分積分
2025/6/4

関数 $y = x^3 - 6x^2 + 9x - 1$ の極値を求める。

関数の極値微分増減表三次関数
2025/6/4

与えられた関数について、定義域、導関数を計算し、増減表を作成することで、関数の増減を調べます。 (1) $f(x) = 3x^4 - 4x^3 - 12x^2$ (2) $f(x) = xe^{-x}...

関数の増減導関数極値増減表
2025/6/3