与えられた関数の導関数を求める問題です。以下の4つの関数についてそれぞれ導関数を求めます。 (1) $y = \frac{3}{5}x^5 - x^3 - 2x + \frac{2}{3}$ (2) $y = (x-2)(x^2+1)$ (3) $y = x + 2 + \frac{1}{x}$ (4) $y = \frac{x-1}{x+1}$

解析学導関数微分積の微分商の微分
2025/6/2

1. 問題の内容

与えられた関数の導関数を求める問題です。以下の4つの関数についてそれぞれ導関数を求めます。
(1) y=35x5x32x+23y = \frac{3}{5}x^5 - x^3 - 2x + \frac{2}{3}
(2) y=(x2)(x2+1)y = (x-2)(x^2+1)
(3) y=x+2+1xy = x + 2 + \frac{1}{x}
(4) y=x1x+1y = \frac{x-1}{x+1}

2. 解き方の手順

(1) y=35x5x32x+23y = \frac{3}{5}x^5 - x^3 - 2x + \frac{2}{3} の導関数を求める。
各項を微分します。ddx(xn)=nxn1\frac{d}{dx}(x^n) = nx^{n-1}、定数の微分は0であることに注意します。
dydx=355x43x22+0\frac{dy}{dx} = \frac{3}{5} \cdot 5x^4 - 3x^2 - 2 + 0
dydx=3x43x22\frac{dy}{dx} = 3x^4 - 3x^2 - 2
(2) y=(x2)(x2+1)y = (x-2)(x^2+1) の導関数を求める。
積の微分法則を使用します。(uv)=uv+uv(uv)' = u'v + uv'
u=x2u = x-2, v=x2+1v = x^2+1 とおくと、u=1u' = 1, v=2xv' = 2x となります。
dydx=1(x2+1)+(x2)2x\frac{dy}{dx} = 1 \cdot (x^2+1) + (x-2) \cdot 2x
dydx=x2+1+2x24x\frac{dy}{dx} = x^2 + 1 + 2x^2 - 4x
dydx=3x24x+1\frac{dy}{dx} = 3x^2 - 4x + 1
(3) y=x+2+1xy = x + 2 + \frac{1}{x} の導関数を求める。
1x=x1\frac{1}{x} = x^{-1} と書き換えて微分します。
dydx=1+0+(1)x2\frac{dy}{dx} = 1 + 0 + (-1)x^{-2}
dydx=11x2\frac{dy}{dx} = 1 - \frac{1}{x^2}
(4) y=x1x+1y = \frac{x-1}{x+1} の導関数を求める。
商の微分法則を使用します。(uv)=uvuvv2(\frac{u}{v})' = \frac{u'v - uv'}{v^2}
u=x1u = x-1, v=x+1v = x+1 とおくと、u=1u' = 1, v=1v' = 1 となります。
dydx=1(x+1)(x1)1(x+1)2\frac{dy}{dx} = \frac{1 \cdot (x+1) - (x-1) \cdot 1}{(x+1)^2}
dydx=x+1x+1(x+1)2\frac{dy}{dx} = \frac{x+1 - x + 1}{(x+1)^2}
dydx=2(x+1)2\frac{dy}{dx} = \frac{2}{(x+1)^2}

3. 最終的な答え

(1) dydx=3x43x22\frac{dy}{dx} = 3x^4 - 3x^2 - 2
(2) dydx=3x24x+1\frac{dy}{dx} = 3x^2 - 4x + 1
(3) dydx=11x2\frac{dy}{dx} = 1 - \frac{1}{x^2}
(4) dydx=2(x+1)2\frac{dy}{dx} = \frac{2}{(x+1)^2}

「解析学」の関連問題

以下の4つの関数を微分せよ。 (1) $y = \arcsin x + \arccos x$ (2) $y = (\sqrt{x} - 1) \arccos x$ (3) (画像が不鮮明のため、省略)...

微分関数の微分逆三角関数積の微分
2025/6/4

問題は、次の2つの級数の収束半径を求めることです。 1. $\sum_{n=0}^{\infty} \frac{3^n}{n+1} x^n$

級数収束半径比判定法
2025/6/4

関数 $f(x) = \frac{x^2 - 3}{2x - 4}$ の漸近線を求める問題です。

漸近線関数の解析分数関数極限
2025/6/4

ライプニッツの法則を用いて、以下の関数の $n$ 階導関数を求める。 1. $f(x) = x\cos x$

ライプニッツの法則導関数微分
2025/6/4

## 問題の解答

微分導関数合成関数の微分商の微分公式arctan
2025/6/4

与えられた関数を微分する問題です。 (1) $y = (4x+3) \sin^{-1}x$ (2) $y = \cos^{-1}x \tan^{-1}x$

微分逆三角関数積の微分
2025/6/4

関数 $f(x) = \frac{1}{1-x}$ のマクローリン級数を求める。

マクローリン級数テイラー展開微分等比級数
2025/6/4

$a>0$のとき、平均値の定理を用いて不等式 $\frac{1}{a+1} < \log(a+1) - \log a < \frac{1}{a}$ を示す問題です。

平均値の定理対数関数不等式微分
2025/6/4

次の5つの極限を求める問題です。 (1) $\lim_{x \to +0} x^x$ (2) $\lim_{x \to \infty} x^{\frac{1}{x}}$ (3) $\lim_{x \t...

極限ロピタルの定理指数関数対数関数
2025/6/4

与えられた関数 $f(x)$ に対して、指定された点 $a$ における微分係数 $f'(a)$ を求める問題です。4つの関数が与えられています。 (1) $f(x) = (x^2+1)^x$, $a=...

微分微分係数導関数対数微分逆三角関数
2025/6/4