2つの2次不等式 $2x^2 - x - 6 < 0$ (1) と $x^2 - (a+2)x + 2a > 0$ (2) が与えられています。 (1) 不等式(1)の解を求めます。 (2) 不等式(1)と(2)を同時に満たす $x$ の値が存在しないような定数 $a$ の値の範囲を求め、$p = \frac{\text{オカ}}{\text{キ}}$ を用いて表し、選択肢の中から $a$ と $p$ の関係を選びます。

代数学二次不等式不等式の解解の範囲
2025/6/2

1. 問題の内容

2つの2次不等式 2x2x6<02x^2 - x - 6 < 0 (1) と x2(a+2)x+2a>0x^2 - (a+2)x + 2a > 0 (2) が与えられています。
(1) 不等式(1)の解を求めます。
(2) 不等式(1)と(2)を同時に満たす xx の値が存在しないような定数 aa の値の範囲を求め、p=オカp = \frac{\text{オカ}}{\text{キ}} を用いて表し、選択肢の中から aapp の関係を選びます。

2. 解き方の手順

(1) 不等式(1) 2x2x6<02x^2 - x - 6 < 0 を解きます。
2x2x6=(2x+3)(x2)<02x^2 - x - 6 = (2x + 3)(x - 2) < 0
よって、 32<x<2-\frac{3}{2} < x < 2
(2) 不等式(2) x2(a+2)x+2a>0x^2 - (a+2)x + 2a > 0 を解きます。
x2(a+2)x+2a=(xa)(x2)>0x^2 - (a+2)x + 2a = (x-a)(x-2) > 0
不等式(1)と(2)を同時に満たす xx が存在しない条件を考えます。
不等式(1)の解は 32<x<2-\frac{3}{2} < x < 2 です。
(i) a<2a < 2 のとき、不等式(2)の解は x<ax < a または x>2x > 2 となります。
このとき、不等式(1)と(2)を同時に満たす xx が存在しない条件は、a32a \le -\frac{3}{2} です。
(ii) a>2a > 2 のとき、不等式(2)の解は x<2x < 2 または x>ax > a となります。
このとき、不等式(1)と(2)を同時に満たす xx が存在しないということはあり得ません。なぜなら、32<x<2-\frac{3}{2} < x < 2を満たすxxは常にx<2x<2を満たすからです。
(iii) a=2a = 2 のとき、不等式(2)の解は (x2)2>0(x-2)^2 > 0 なので、x2x \ne 2 です。
このとき、32<x<2-\frac{3}{2} < x < 2を満たすxxは常に不等式(2)を満たすので、不等式(1)と(2)を同時に満たすxxは存在します。
したがって、不等式(1)と(2)を同時に満たす xx が存在しない条件は、a32a \le -\frac{3}{2} です。
p=32p = -\frac{3}{2} とすると、apa \le p です。

3. 最終的な答え

(1) 32<x<2-\frac{3}{2} < x < 2
(2) p=32p = -\frac{3}{2}, apa \le p (選択肢1)

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