$\tan \theta = t$ とおいたとき、$0 \le \theta < 2\pi$ の範囲で、$y = 2t^2 + 4t + 5$ の最小値を求め、そのときの $\theta$ の値を求める。また、最大値が存在するかどうかを調べる。

代数学三角関数二次関数最大値最小値平方完成
2025/6/2

1. 問題の内容

tanθ=t\tan \theta = t とおいたとき、0θ<2π0 \le \theta < 2\pi の範囲で、y=2t2+4t+5y = 2t^2 + 4t + 5 の最小値を求め、そのときの θ\theta の値を求める。また、最大値が存在するかどうかを調べる。

2. 解き方の手順

まず、yytt で表した式を平方完成する。
y=2t2+4t+5=2(t2+2t)+5=2(t2+2t+11)+5=2((t+1)21)+5=2(t+1)22+5=2(t+1)2+3y = 2t^2 + 4t + 5 = 2(t^2 + 2t) + 5 = 2(t^2 + 2t + 1 - 1) + 5 = 2((t+1)^2 - 1) + 5 = 2(t+1)^2 - 2 + 5 = 2(t+1)^2 + 3
したがって、y=2(t+1)2+3y = 2(t+1)^2 + 3 である。
tt がすべての実数値をとるとき、yyt=1t = -1 で最小値 33 をとる。
このとき、2(t+1)202(t+1)^2 \ge 0 であるため、y3y \ge 3 であり、最大値は存在しない。
t=1t = -1 のとき、tanθ=1\tan \theta = -1 となる θ\theta0θ<2π0 \le \theta < 2\pi の範囲で求める。
tanθ=1\tan \theta = -1 となる θ\theta は、θ=34π\theta = \frac{3}{4}\piθ=74π\theta = \frac{7}{4}\pi である。

3. 最終的な答え

θ=34π,74π\theta = \frac{3}{4}\pi, \frac{7}{4}\pi で最小値 33 をとる。最大値はない。

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