集合の記号や論理記号を用いて、以下の定義を記述する問題です。 (1) 集合 $X$ の部分集合 $A$ に対する、写像 $f: X \rightarrow Y$ による $A$ の像 $f(A)$。 (2) 集合 $Y$ の部分集合 $B$ に対する、写像 $f: X \rightarrow Y$ による $B$ の逆像 $f^{-1}(B)$。 (3) 写像 $f: X \rightarrow Y$ が全射であること。 (4) 写像 $f: X \rightarrow Y$ が単射であること。
2025/6/3
1. 問題の内容
集合の記号や論理記号を用いて、以下の定義を記述する問題です。
(1) 集合 の部分集合 に対する、写像 による の像 。
(2) 集合 の部分集合 に対する、写像 による の逆像 。
(3) 写像 が全射であること。
(4) 写像 が単射であること。
2. 解き方の手順
(1) の像 の定義:
は、集合 の各要素 を写像 で写した結果の集合です。
(2) の逆像 の定義:
は、写像 によって の要素に移される の要素の集合です。
(3) 全射の定義:
写像 が全射であるとは、 の任意の要素 に対して、 となる の要素 が存在することです。
(4) 単射の定義:
写像 が単射であるとは、 の異なる要素 と に対して、 であることです。別の言い方をすると、 ならば が成り立つことです。
または
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)