滋賀県草津市内の住宅地で収集された以下の5つのデータについて、それぞれの散布図を作成した場合に、正の相関、負の相関、または相関がないと考えられるかを、理由とともに答えます。 (1) 住宅地の「夜間人口」と「発生交通量」 (2) 住宅地の「最寄り駅からの距離」と「1m²当たりの地価」 (3) 住宅地の「最寄りバス停からの距離」と「1m²当たりの地価」 (4) 幹線道路の「自動車交通量」と「自転車交通量」 (5) 住宅地内の道路の「歩行者交通量」と「自転車交通量」
2025/6/3
1. 問題の内容
滋賀県草津市内の住宅地で収集された以下の5つのデータについて、それぞれの散布図を作成した場合に、正の相関、負の相関、または相関がないと考えられるかを、理由とともに答えます。
(1) 住宅地の「夜間人口」と「発生交通量」
(2) 住宅地の「最寄り駅からの距離」と「1m²当たりの地価」
(3) 住宅地の「最寄りバス停からの距離」と「1m²当たりの地価」
(4) 幹線道路の「自動車交通量」と「自転車交通量」
(5) 住宅地内の道路の「歩行者交通量」と「自転車交通量」
2. 解き方の手順
それぞれのデータについて、以下の点を考慮して相関関係を判断します。
(1) 住宅地の「夜間人口」と「発生交通量」
夜間人口が多いほど、発生交通量も多くなると考えられます。人が多いほど、移動する人も多くなるためです。
(2) 住宅地の「最寄り駅からの距離」と「1m²当たりの地価」
最寄り駅からの距離が遠くなるほど、地価は低くなる傾向があります。駅に近いほど利便性が高く、地価が高くなるためです。
(3) 住宅地の「最寄りバス停からの距離」と「1m²当たりの地価」
最寄りバス停からの距離が遠くなるほど、地価は低くなる傾向があります。バス停に近いほど利便性が高く、地価が高くなるためです。
(4) 幹線道路の「自動車交通量」と「自転車交通量」
自動車交通量が多い幹線道路では、安全性の問題から自転車交通量は少なくなる傾向があると考えられます。また、自転車専用道などが整備されていれば、自動車交通量が多くても自転車交通量が多い場合もあります。今回は特に情報がないため、負の相関とします。
(5) 住宅地内の道路の「歩行者交通量」と「自転車交通量」
歩行者交通量が多い道路では、安全性の問題から自転車交通量は少なくなる傾向があると考えられます。
3. 最終的な答え
(1) 正の相関。夜間人口が多いほど、発生交通量も多くなると考えられるため。
(2) 負の相関。最寄り駅からの距離が遠くなるほど、地価は低くなる傾向があるため。
(3) 負の相関。最寄りバス停からの距離が遠くなるほど、地価は低くなる傾向があるため。
(4) 負の相関。自動車交通量が多い幹線道路では、安全性の問題から自転車交通量は少なくなる傾向があるため。
(5) 負の相関。歩行者交通量が多い道路では、安全性の問題から自転車交通量は少なくなる傾向があるため。