水素原子のエネルギー準位は、ボーアの原子模型によって以下のように与えられます。
En=−n213.6 eV エネルギー準位4から2への遷移に伴うエネルギー変化 ΔE は、以下の式で計算できます。 ΔE=E2−E4=−13.6 eV(221−421)=−13.6 eV(41−161) ΔE=−13.6 eV(164−161)=−13.6 eV(163)=−2.55 eV 放出される光子のエネルギーは、このエネルギー変化の絶対値に等しくなります。
Ephoton=∣ΔE∣=2.55 eV 光子のエネルギーと波長の関係は、以下の式で与えられます。
Ephoton=hν=λhc ここで、h はプランク定数、c は光速、λ は波長です。 λ=Ephotonhc プランク定数 h=4.135667696×10−15 eV s, 光速 c=2.99792458×108 m/s を代入して計算します。 λ=2.55 eV(4.135667696×10−15 eV s)(2.99792458×108 m/s)≈4.86×10−7 m これをナノメートル単位に変換します (1 nm=10−9 m)。 λ=4.86×10−7 m×10−9 m1 nm=486 nm