赤球6個と白球3個の合計9個の球が入っている袋から、同時に2個の球を取り出すとき、2個とも同じ色である確率を求める問題です。

確率論・統計学確率組み合わせ事象
2025/6/3

1. 問題の内容

赤球6個と白球3個の合計9個の球が入っている袋から、同時に2個の球を取り出すとき、2個とも同じ色である確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、9個の球から2個を取り出す場合の総数を計算します。これは組み合わせの数で表され、9C2 _9C_2 で計算できます。
9C2=9!2!(92)!=9!2!7!=9×82×1=36 _9C_2 = \frac{9!}{2!(9-2)!} = \frac{9!}{2!7!} = \frac{9 \times 8}{2 \times 1} = 36
次に、2個とも赤球である場合の数を計算します。これは赤球6個から2個を選ぶ組み合わせの数で表され、6C2 _6C_2 で計算できます。
6C2=6!2!(62)!=6!2!4!=6×52×1=15 _6C_2 = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
次に、2個とも白球である場合の数を計算します。これは白球3個から2個を選ぶ組み合わせの数で表され、3C2 _3C_2 で計算できます。
3C2=3!2!(32)!=3!2!1!=3×22×1=3 _3C_2 = \frac{3!}{2!(3-2)!} = \frac{3!}{2!1!} = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3
2個とも同じ色である場合は、2個とも赤球である場合と、2個とも白球である場合があるので、それぞれの数を足し合わせます。
15+3=18 15 + 3 = 18
したがって、2個とも同じ色である確率は、2個とも同じ色である場合の数2個を取り出す場合の総数 \frac{2個とも同じ色である場合の数}{2個を取り出す場合の総数} で求められます。
1836=12 \frac{18}{36} = \frac{1}{2}

3. 最終的な答え

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